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2014年2月28日
被災地域の復興を支援する「食べるって楽しい!」プロジェクト
味の素社「スマイル直売所友の会」を支援
〜「ほんだし®」の売上の一部を寄付!〜

 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、2012年3月より、“食”を通じて被災地域の復興を支援するため“食卓からニッポンを元気に「食べるって楽しい!」”プロジェクトを岩手県、宮城県および福島県で実施してきました(詳細次ページ参照)。
 この度2014年3月1日より、新たに岩手県野田村にて本プロジェクトを実施します。今回は「ほんだし®」(3品種)の売上1箱につき1円を、岩手県野田村の「スマイル直売所友の会」※1の活動に寄付します。この寄付金は、「スマイル直売所」の農産物加工事業の充実や仮設住宅・復興住宅などへの弁当・惣菜などの移動販売事業の本格実施のための費用として活用され、これにより、地域の仮設住宅などの高齢者の栄養改善を図り、事業拡大に伴う地域の今後の雇用の創出を目指します。寄付金の総額は約900万円、寄付実施時期は2014年6月の予定です。なお、今回の寄付は「スマイル直売所友の会」と連携して本事業に取り組む、特定非営利活動法人「農商工連携サポートセンター」※2を通じて行います。

※1「スマイル直売所友の会」野田村周辺にスーパーなどの店舗がないことから、移動の足がない住民が野菜などを近くで買える直売所を運営するため、JA新いわて野田支所の女性部メンバーによって設立された団体。震災後は、直売所運営の他、仮設住宅への野菜・惣菜などの移動販売サービスを開始。
※2「農商工連携サポートセンター」農商工連携による地域の雇用創出を目的として設立。震災後被災地の援農ボランティアなどを実施。今回、「スマイル直売所友の会」に対して農産物加工を通じた地域の雇用創出と直売所における農産物加工品の販売のノウハウの提供を行う。
http://www.npo-noshokorenkei.jp

 野田村の仮設住宅周辺、また今後建設が進められる復興住宅周辺には商店がなく、足腰が弱い高齢者にとっては買い物が困難であり、高齢者の健康・栄養改善が課題となっています。また、野田村では、震災以降雇用の確保という問題も大きくなってきています。
 今回支援する弁当・惣菜の移動販売事業は、仮設住宅・復興住宅に住む高齢者の健康・栄養面でのサポートと、「スマイル直売所」の今後の雇用創出という効果が期待できるものです。当社は、本団体が推進しようとしている事業活動が、“食”を通じた支援および被災地域の雇用創出を通じた産業の活性化を目指す当社の方針と合致していたため、支援を行うこととしました。今回の支援によって、弁当・惣菜の移動販売事業に必要な加工施設等の移転・充実・人材の確保が実現します。
 また当社では、被災地域の仮設住宅などの住民の方向けに開催している「健康・栄養セミナー」※3での経験を活かし、高齢者に配慮した栄養バランスなどの情報を、今後「スマイル直売所友の会」のメンバーの方々と共有することも検討しています。

※3「健康・栄養セミナー」移動式調理台を使い、栄養バランスがよく簡単に作れる料理等を参加者全員で作り、食べ、語らう調理会。2011年10月よりこれまでに岩手・宮城・福島の32市町村で652回開催し、12,256名が参加。(2014年1月末現在)
http://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/activity/csr/earthquake/project/

 当社では今後も「食卓からニッポンを元気に」の理念のもと、「食べるって楽しい!」プロジェクトを2015年春まで実施します。
「スマイル直売所」の外観 「スマイル直売所友の会」の皆さん 「スマイル直売所」の野菜・惣菜

【プロジェクト概要】

 1.名  称“食卓からニッポンを元気に「食べるって楽しい!」”プロジェクト 「ほんだし®」120g箱
 2.内  容「ほんだし®」製品(120g箱、450g箱、小袋20袋入り箱)の売上1箱につき1円を、支援金として東北地方の食にかかる復興に取り組んでいる団体(「スマイル直売所友の会」)の活動に寄付します。この支援金は、震災により被害を受けている岩手県野田村において“食”を通じた地域の活性化に活用されます。なお、今回の寄付は同団体と連携して地域活性化に取り組む特定非営利活動法人「農商工連携サポートセンター」を通じて行います。
 3.対象時期2014年3月1日(土)〜2014年4月30日(水)
 4.寄付実施時期2014年6月頃(予定)
 5.寄付総額約900万円(予定)
 6.その他ホームページにて、寄付団体の活動をご紹介しています。
URL:http://www.ajinomoto.co.jp/tbtn/

【参考資料】これまでの支援先団体概要

 1. 公益財団法人 釜石・大槌地域産業育成センター
http://www.ikusei.or.jp/
(2012年6月寄付実施・寄付金額 900万円)
岩手県釜石・大槌地域を中心に、震災後は地場企業の復旧・復興の支援を行っている公益財団法人。津波で被災した飲食店舗の復興の第一歩として「かまいしキッチンカープロジェクト」(http://www.k2cp.jp)の運営を行っている。

キッチンカー

 2. 特定非営利活動法人GRA(http://www.gra-npo.jp/
(2012年11月寄付実施・寄付金額900万円)
宮城県の山元町地域を中心に、被災地の農業の復興支援を行っているNPO法人。山元町のいちごを全国的なブランド化することにより、被災農家のかたの営農意欲を高めることを目指した活動(「山元いちご全国化プロジェクト」(http://www.migaki-ichigo.jp/)を行っている。 当社からの支援を受けてブランド化した「ミガキイチゴ」が2013年度のグッドデザイン賞を受賞。
http://www.g-mark.org/award/describe/40546?token=KVVwcLIMPf
特定非営利活動法人
GRAの皆さん
 3.
一般社団法人 ふくしまかーちゃんの(ちから)ネットワーク
http://fuku-kachan-net.com/
(2013年6月寄付実施・寄付金額 900万円)
原発事故で阿武隈地域からの避難を余儀なくされた“かーちゃん”たちが
集まり、福島大学と連携して、地域で受け継がれてきた農産物加工技術を生かした農産加工品・弁当の加工・販売を行うプロジェクト(「かーちゃんの力プロジェクト」)(http://www.ka-tyan.com/)を通じて生活や生産基盤を失った“かーちゃん”を支援することにより、原料農産物の安定生産と伝統的農産加工品の加工・販売、新たな商品開発を進め、6次産業化の推進に取り組んでいる。
「かーちゃんの力プロジェクト」
の皆さん

 4. 一般社団法人 復興屋台村(http://www.fukko-yatai.com/
(2013年11月寄付実施・寄付金額 900万円)
東日本大震災の津波と火災によって被災した気仙沼市の飲食業の復興を
支援するために設立された社団法人。被災した店主らが店を早期に再開できるよう、仮設店舗による「復興屋台村 気仙沼横丁」を開設、「気仙沼横丁」の店舗が中心となって仮設住宅への宅配弁当(「気仙沼横丁弁当」)サービス事業を行っている。(https://www.facebook.com/fukkoyatai#!/yokochobentou

「復興屋台村 気仙沼横丁」
の皆さん



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