モノより大切な思い出
岩手県立黒沢尻北高等学校 2年  高橋 大輔(たかはし だいすけ)(男)

  消極的だった私は、この機会に少しでも自分を向上させようと決意し、研修に臨みました。ショッピングモールでの昼食の後、おぼんをどこに返すのかわからずに“Excuse me, this return.”、私が初めて外国で、外国人に話しかけた言葉です。話しかけられた年輩の女性は“This here.”と優しく答えてくれました。これは一生忘れられない思い出です。
  これらの体験で英語が苦手な私のハードルを少し下げ、日常の消極的な自分について考えるきっかけになることを願っています。日本には一期一会という言葉がありますが、ここはニュージーランドっぽく、またいつかどこかで…。See You!

New Zealandはサイコー!!!
岡山県立鴨方高等学校 2年  石田 純子(いしだ  じゅんこ)(女)

  ニュージーランドの人々との交流に興味を持って参加しましたが、時に言葉で意志を伝えられず、自分自身が嫌になることもありました。ホストファミリーの牧場には緑があふれ、飼育されている動物たちは家族の感覚で、動物と人間が共存しているように思えました。
  訪れた高校は生徒の年齢もさまざまで、日本人留学生も多く、男女仲良く積極的でとてもなじみやすかったです。しかし、のびのびとした彼らと出会い、“本当の個性”を持っていると思いました。制度や環境、教育法が違うとこんなにも変わるのかと、日本との違いにカルチャーショックを隠しきれませんでした。
  日本の発達は素晴らしいけれど、何か忘れかけているものがあるのでは、見つめ直す必要があるのではと感じ、世界の国々との交流をより深めたいと強く願った旅でした。

ニュージーランドで学んだこと
徳島県立徳島北高等学校 1年  林 絢子(はやし あやこ)(女)

  ホストファミリーのMurrayさんとJoyさんにはニュージーランドの家庭の温かさを教えられ、感謝の気持ちを言い表せないくらいのたくさんの想い出を与えていただきました。
フィオナとの出会いも私にとって大変うれしい出来事でした。言葉の壁はありましたが、片言の日本語と簡単な英語で接してくれた彼女の優しさによって、救われました。彼女には本当に感謝したいと思います。
  高校では日本語の授業があり、私たちが何気なく使っている“日本語”はとても難しい言葉なのだとわかりました。海外の文化を知ることは、自分の目、すなわち日本の文化を知ることにもつながるのだということを考えさせられる旅行となりました。
 
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