より人を好きになれたニュージーランド
東京都立国立高等学校 2年  和田  健太郎(わだ けんたろう)(男)

  僕はこの研修旅行で、ニュージーランドが大好きになりました。もちろん町並みも好きです。クライストチャーチやホームステイをした家は、とってものんびりしていて、ガーデニングもすてきで最高でした。ただそれ以上に、僕は表情が実に豊かなこの国の人が好きになりました。
  2日間お世話になったホストマザーのSandieは、“食器洗いを手伝って”とか、“シャワーは5分にしてね”など、家庭のルールを僕らにも教え、本当の家族として受け入れてくれました。僕はそれが何よりうれしかったです。アシュバートンカレッジでは、ホストスチューデントのMarkが慣れない日本語で質問してくれて、緊張していた僕を楽しませてくれました。
  買い物中に店員が“quality まあまあ”などと、日本語まじりでおもしろく親切に、商品について教えてくれたことも忘れられない思い出です。

ニュージーランドの食生活見聞記
富山県立桜井高等学校 3年  貫和 摩莉(ぬきわ  まり)(女)

  私は以前から「食」についての興味を持っていたので、食文化の違いには特に驚きました。ニュージーランドでは主食がじゃがいもで、毎日の食事には欠かさず取り入れられ、お米も“炊く”ではなく“ゆでる”らしく、日本とはまた違った味でした。お寿司を食べてみると酢の味があまりせず、またにぎり寿司のごはんの量が多く、おにぎりのように見えました。
  ニュージーランドでは馬をペットとして扱っているのに、日本では馬刺として食べています。「これも食文化の違いかぁ」と考えさせられました。発酵食品も普及しているらしく、“ベジマイト”という野菜を発酵させたものが人気だそうです。私も試してみましたが、臭いがきつく、味噌のようなちょっと変わった味で、とてもたくさんは食べられない感じでした。やはり日本人とニュージーランドの人との好みの違いでしょうか。
  こんな風に見てみると、調理法も食材の違いもありましたが、それでもどこかに通じるものもあるのではないかと思います。
 
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