第15回 FHJ-AJINOMOTO ホームプロジェクトコンクール
応 募 作 品 の 傾 向




 本コンクールには「食」および「食生活環境」というテーマで、高校生らしい視点から、家族の健

康や食生活に関わる環境問題の改善に取り組んだ研究・実践レポートが、今年も多数寄せられました。

応募者数は14,180名(478校)で、これらの応募者の中から最優秀賞10名(P.4掲載・審

査評はP.8〜10)、優秀賞30名(P.5〜6掲載)が選ばれました。今回は男子生徒と2年生の

応募の増加が傾向として見られ、その結果、男子生徒の入賞者は最優秀賞2名・優秀賞4名の計6名

を数えました。



 研究テーマとして、今年度も「食」関連では生活改善・病気予防・栄養と健康・調理の工夫など、「食

生活環境」に関連してはゴミの問題などが多く取り上げられました。昨年に比べバラエティに富んだ

テーマが目立ち、高校生の興味関心の幅広さがうかがわれました。

 審査員からは、男子の研究の中に個性的な題目設定や実践内容がほほえましく、思わず応援したく

なってしまう作品が見られたという指摘がありました。これらの作品は家族との関係や地域社会・地

球規模という視野に立って物事を考えることの重要性と同時に、自分自身の日常生活について考える

ことの大切さも提示している点が評価されました。

 また、高校生が1つのテーマについて深く調査し、研究を継続していく過程からは、家族の惜しみな

い協力とあたたかい愛情が垣間見られました。ともすれば脆弱といわれる現代の家族関係ですが、

実践を通して家族の絆を再認識する機会となったという記述が彼らの作品の中に、非常に多く見ら

れました。



 
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