2001年6月
 
 
 
動脈硬化学会発表「大豆胚芽油のヒト血清コレステロール低下効果」

 
【研究背景】
  食生活の変化に伴い、わが国の生活習慣病に関する異常者数は年々増加傾向にあり、特に「高コレステロール」者の割合は50歳代を超えると「肥満」や「高中性脂肪」よりも高く、成人男性の5人に1人に及んでいます(1997年人間ドック協会調べ)。
動脈硬化の予防には血中コレステロールの上昇を抑制し、適正な状態に保つことが重要です。そのような背景から中高年ではコレステロールを気にしている人の割合が高くなっています。
  一方、健康志向食品を選ぶ際に、第一項目として天然原料から作られたものを重視することが調査により明らかになっています。そこで、天然原料の良さを活かした血中コレステロールの上昇を抑制する食品が期待されていることがわかりました。
【大豆胚芽油とは】
  最近大豆が健康によいということが続々と明らかにされています。大豆でも特に胚芽部分は栄養成分の他、植物ステロールやイソフラボンなどの健康維持に関与する成分が多く存在しています。
 
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