SUMMIT

セッション3

「栄養不良の二重負荷への対策と支援の枠組み~グローバルコミュニティとの円卓会議」

農林水産省は、「食:健康的で持続可能な食料システムの構築」に貢献し、ひいては、日本の農業・食品産業等の持続可能な発展に繋がるよう、本サミット開催に合わせて「サイドイベント」を開催しました。
味の素社 森島千佳執行役が、パネリストとして参加。味の素グループの 「妥協なき栄養」「栄養コミットメント」を紹介しました。

味の素社 森島千佳執行役

味の素社 森島千佳執行役

[ セッション概要と、味の素からの発言 ]

1.概要

環境に配慮し持続可能な食料調達を実現するためには、グローバルな食料システムと地域内での自立したエコシステムの調和が必要です。また、栄養不良の二重負荷の問題解決のためには、健康な食事の普及が必要です。そのために、「栄養素」の議論だけでなく、地域の風土や食文化を尊重した新しい食習慣構築が必要であることを確認しました。

世界の栄養改善の取り組みを進めるグローバルコミュニティの皆さん(WFP、FAO、WBCSD、Rabobank、ATNI)の最新の取り組みを共有するとともに、日本からは、栄養改善に貢献する金融機関、食品企業4社が参加、それぞれの立場からの取り組み、社会システム構築のためのマルチステークホルダーによるパートナーシップの在り方について議論しました。

2.味の素からの発言

森島執行役から、食と健康の課題解決企業として目指している、「10億人の健康寿命延伸」、「環境負荷50%削減」というアウトカムを紹介するとともに、「妥協なき栄養」の理念に基づく、「栄養コミットメントの策定」と具体的な取り組みを紹介しました。
また、ディスカッションにおいては、アフリカでの乳児の栄養改善プロジェクト(COCOプラス導入)におけるパートナーシップについて、地域の食文化に寄り添いながら、味の素ファンデーションが、ガーナ保健省、ガーナ大学、WFP、NGO、NPO、地域の食品企業、流通、さらに地域のコミュニティとの連携をしながら活動をひろげたことを紹介しました。