SUMMIT

「食:健康的で持続可能な食料システムの構築」に関する議論

開会式の岸田総理の挨拶では、世界の栄養課題について、コロナの影響が子供の栄養不良問題を悪化させていること、さらに栄養不足と栄養過多という、「栄養不良の二重負荷」が世界共通の課題になっていることが報告されました。

また、日本の栄養改善の歴史に触れ、これまで栄養調査や栄養士制度、学校給食、栄養指導など、科学的なエビデンスに基づいた栄養政策を進めたことで、国民一人一人の栄養状況を改善し、健康長寿社会を築いてきた」ことを紹介。「栄養の力で人々を健康に、幸せにする」という、日本栄養士会会長の中村丁次(ていじ)氏の言葉を引用し、この思いを世界に広げるための日本の支援を約束しました。

イベントの様子

味の素 西井孝明(第13代社長)

味の素社 西井は、12月7日の開会式に参加。その後、ハイレベル・セッションにおいて、世界の食品企業の唯一の代表として、味の素の栄養コミットメントを発表しました。​

「味の素グループの栄養コミットメント」はこちら

閉会の挨拶の中では、小野啓一 東京栄養サミット2021準備事務局長 外務省地球規模課題審議官から、本サミットの成果として、さまざまなステークホルダーの参加の象徴的な事例として、「食塩の過剰摂取に関して、うま味が減塩につながるエビデンスを示して、栄養改善における企業の役割を示した」ことが紹介されました。