食べる力は歯の健康から

かむ力と栄養素等摂取量・
食品群別摂取量

よくかめるグループと比較して、かめないグループは多くの栄養素、食品群別摂取量で低値となっています。栄養素、食品の摂取を低下させないために、口腔機能の維持・改善とともに食べやすい形態での食事提供(サイズ、やわらかさ等)を工夫する必要があります。

咀嚼機能と栄養素等摂取量、食品群別摂取量の関連

【 栄養素等摂取量 】
【 栄養素等摂取量 】
【 食品群別摂取量 】
【 食品群別摂取量 】
咀嚼機能良好 咀嚼機能不良
咀嚼機能良好群を100とした。調整変数:性、年齢、エネルギー摂取量
本川佳子、老年歯学. 2019; 34(1): 81-85.

食べる力は歯の健康から

「何でもかんで食べることができる」者の割合と20歯以上歯を有する者の割合は、60歳代から大きく減少しています。
楽しく充実した食生活を送り続けるためには、生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。

「何でもかんで食べることができる」者と歯の保有状況(20歳以上、年齢階級別)
「何でもかんで食べることができる」者と歯の保有状況(20歳以上、年齢階級別)
資料:厚生労働省「平成29年 国民健康・栄養調査」