2025年1月10日
味の素グループは、Net Zeroを含む温室効果ガス(GHG)排出削減目標について、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑えるための科学的根拠に基づいた目標であるとして、国際的な共同団体であるSBT(Science Based Targets)イニシアチブ*1より2024年12月10日に新たな認定を取得しましたのでお知らせします。
今回認定を取得した味の素グループのGHG排出削減目標は、次の通りです。
【Near-term目標】
スコープ1+2*2: | 2030年度までに温室効果ガス排出量を2018年度基準で50.4%削減 |
スコープ3*3: | 2030年度までに温室効果ガス排出量を2018年度基準で30%削減 |
スコープ3 FLAG*4: | 2030年度までにFLAG関連排出量を2018年度基準で36.4%削減 |
森林減少根絶: | 森林減少に関連する主要な製品について、2025年12月31日までに森林減少を行わないことを約束 |
【Long-term目標】
スコープ1+2+3: | 2050年度までに温室効果ガス排出量を2018年度基準で90%削減 |
スコープ3 FLAG: | 2050年度までにFLAG関連排出量を2018年度基準で72%削減 |
味の素グループの事業は、健やかな地球環境や豊かな生態系の上に成り立っています。社会になくてはならない存在であり続けるためには、自然共生型、低炭素型、資源循環型の社会への変革に寄与する事業活動が必要です。味の素グループは、ライフサイクル全体での地球環境への負荷の把握およびその低減のための取り組みを通じて、地球持続性に貢献していきます。
*1 SBTイニシアチブは、国連グローバル・コンパクト、CDP、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)が共同で設立し、産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるための科学的根拠に基づいた目標の設定を企業に働きかけています。
*2 スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス、車両等)
スコープ2:他者から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
*3 スコープ3:その他の排出(製品の使用・廃棄、輸送、従業員の出張・通勤、投資等)
*4 FLAG:林業や農業等の土地集約型セクター(Forest, Land and Agriculture)での森林から農地への土地利用転換や土地利用に伴って発生するGHG排出量