2021年3月8日

 

味の素株式会社は、常にサステナビリティの観点で企業価値向上を追求するため、サステナビリティ推進体制を強化します。2021年4月1日付で取締役会の下部機構として「サステナビリティ諮問会議」、経営会議の下部機構として「サステナビリティ委員会」を新設します。また、サステナビリティ諮問会議の委員について、以下のとおり決定しました。

1. サステナビリティ推進体制の強化

(1)サステナビリティ諮問会議において、以下1)~4)を行います。

1)2020-2025中期経営計画のフェーズ1(2020-2022年度)の期間中に、長期視点(~2050年)でマテリアリティを議論し、これを中期経営計画フェーズ2(2023-2025年度)のマテリアリティ、戦略に反映させます。

2)取締役会に対して答申する、マルチステークホルダーの視点に立ったマテリアリティおよびマテリアリティに紐づく環境変化(リスク・機会)への対応方針を検討します。

3)2030年以降に企業に期待・要請されるポイントの検討や社会ルール作りへの適切な関与について検討を行います。

4)環境負荷低減、健康寿命延伸の姿等、社会価値創出に関する2030年以降の目標設定について議論、検討を行います。

(2)サステナビリティ諮問会議は半期ごとの開催とし、議論の内容を議事録の公開やプレスリリース等を通じて積極的に発信します。

(3)サステナビリティ委員会は、サステナビリティ諮問会議の答申を受けて取締役会が承認したマテリアリティおよび取締役会が示す戦略的方向性に基づき、全社経営課題のリスクと機会への対策および事業戦略への反映に向けた討議を行い、経営会議に報告します。

2. サステナビリティ諮問会議委員の決定

アカデミア、新興国視点、ミレニアル・Z世代視点、ESGインパクト投資等各分野を代表する社外有識者、社外取締役、取締役社長を含む当社役員より、以下の委員を選定しました。

サステナビリティ諮問会議委員

(議長)
スコット デイヴィス (Scott Davis)

立教大学経営学部国際経営学科教授 *1

クライシド トンティシリン
(Kraisid Tontisirin)

タイ国マヒドン大学教授

石川 善樹

公益財団法人Well-being for Planet Earth代表理事 *2

戸田 隆夫

JICA理事長特別補佐(国際保健、人間の安全保障) *3

青木 優

MATCHA Inc.代表取締役

中空 麻奈

BNPパリバ証券株式会社グローバルマーケット統括本部 副会長

季村 奈緒子

Global Impact Investing Network (GIIN)メンバーシップ・シニアマネジャー

岩田 喜美枝

味の素(株)社外取締役

中山 讓治

味の素(株)社外取締役 *4

西井 孝明

味の素(株)代表取締役 取締役社長 最高経営責任者

倉島 薫

味の素(株)専務執行役員
グローバルコーポレート本部長・コーポレートサービス本部長 *5

白神 浩

味の素(株)常務執行役員
Chief Innovation Officer(CIO) 研究開発統括 *5

*1 SOMPOホールディングス株式会社社外取締役および株式会社ブリヂストン社外取締役
*2 株式会社Cancer Scan共同創業者
*3 沖縄科学技術大学院大学最高執行責任者(2021年3月15日着任予定)
*4 2021年6月下旬開催予定の当社株主総会を経て社外取締役に就任予定
*5 2021年4月時点での就任予定の役職に基づく