人財マネジメント体制
グローバル人財マネジメントシステムや人財資産の強化にかかわる各種施策等の円滑な運営を目的に、経営会議の下部機構として人財委員会を設置しています。人財委員会は最高経営責任者を委員長とし、経営会議メンバーで構成されています。2023年度は分科会等も含めて、全12回の議論を行っています。人財パイプラインの構築という観点では、指名委員会との連動も踏まえたグローバルでの重要ポジションのサクセッションプラン作成※、さらに先を見据えた次世代リーダー層の人財プール等の形成など、戦略的な育成や登用を強化しています。
将来にわたり当社グループの戦略をリードする経営人財を育成するために「Ajinomoto Group Academy」を実施しています。執行役候補者向けのエグゼクティブコーチング(EC)、管理職上位グレードである執行理事・GEM(Group Executive Management)候補者向けのGlobal Leaders Seminar(GLS)、次世代リーダー層向けのFuture Leaders Seminar(FLS)、さらに、地域本部毎に次世代リーダー層を育てるRegional Leadership Seminarを実施しています。経営者として必要と考える味の素グループのロードマップやPhilosophyを深く理解し、将来にわたり当社グループの戦略をリードする経営人財の育成、将来のグループ経営層の後継者育成計画との連動性を高め、人財パイプラインの充実につなげること、グローバルな視点をもった多様な人財を安定的に育み、当社グループのリーダーとして必要なマインドセット・スキルの醸成を階層別に教育しています。2018年から2023年度の間のEC、GLS、FLSの受講者はのべ246名(グループ従業員の0.71%)となり、2024年4月時点で受講者の中から13名(内2名が外国籍)が役員に就任しています。