土壌調査とその対応

2022年7月19日
味の素株式会社

味の素(株)川崎事業所KN棟撤去工事に伴う土壌調査結果について

1. 目的

当社川崎事業所敷地におきましては2002年に廃棄物の埋設状況の特定と周辺の土壌及び地下水の安全性を確認するための調査を実施しておりますが、今般、敷地内の一部エリアにあるKN棟を撤去することになりましたので、当該撤去工事地について土壌調査を実施しました。

2. 調査内容

土壌及び土壌に含まれるガスを採取し、分析調査を実施しました。地下水の水質調査を実施しました。

3. 調査結果

当該撤去工事1,132.08㎡において調査を実施しました。土壌の分析調査の結果、一部の区画(358.60㎡)から水銀が最大で溶出量基準の2.0倍、砒素が最大で溶出量基準の2.8倍、ふっ素が最大で溶出量基準の3.0倍、鉛が最大で含有量基準の16.0倍の値を検出しました。
なお、基準を超過した区画の地下水の水質調査の結果、ふっ素が最大で地下水基準の1.9倍の値を検出しました。
調査結果について2022年7月19日までに川崎市環境局へ報告し、土壌汚染対策法第3条第8項に基づく「形質変更時要届出区域」に指定されました。同法に則り、将来にわたっても汚染土壌を適正に管理してまいります。

以上