土壌調査とその対応

2002年10月31日
味の素株式会社

川崎事業所売却地の土壌浄化工事計画

1.はじめに

味の素株式会社では、地球環境とグローバルな企業活動との調和をはかり、継続的な環境改善に努め、よりよい社会の実現に貢献するという理念の下に、環境に対する積極的な取組みを図ってまいりました。9月17日に川崎事業所売却地に関する土壌調査結果を発表いたしましたが、この程、当該地の土壌浄化工事計画がまとまりましたので、ご報告させていただきます。

図1-1川崎事業所敷地と工事箇所

2.工事計画

当該地の対策につきましては、川崎市条例に則り適切に処理を行ってまいります。
(工事計画内容に関しては、10月24日、川崎市水質課へ報告済みです。)

1)スケジュール

下記のスケジュールで進めて参ります。

表2-1工事スケジュール

2)土壌浄化工事

当該地の掘削を行い、掘削土壌は「土壌洗浄処理」による処理・処分を行います。なお、掘削作業及び土壌洗浄プラントへの搬出時の掘削土壌の取り扱いについては、「管理土」として「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に準じた管理を行います。

(i)土壌の掘削/処理計画
  • 掘削および積込作業に際しては、工事エリア外への流出・拡散防止のため、散水、シート養生、車両タイヤの洗浄等を適宜行います。
  • 掘削および運搬にあたっては、土壌の飛散および拡散防止に努めるとともに定期的に周辺環境のモニタリング(騒音、振動、粉塵、排水、臭気の5項目)を行います。
  • 掘削により生じた濁水(湧き水、雨水等)は分析を行い、環境基準値を逸脱した場合はしかるべき処理を施し、環境基準値以下であることを確認してから所定の場所に放流します。
(ii)場外搬出計画
  • 正門から一日当たり約30台のダンプ車にて搬出します。
  • 掘削土壌は全て場外搬出するものとし、管理土管理票(伝票)を発行し、記録を残します。
  • 土壌の運搬に際しては飛散等のないようシート養生を施します。
図2-1工事概要フロー

図2-2工事イメージ

図2-3洗浄プラントまでの搬送ルート

以上