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貧困農村の母子の持続的な栄養改善を目指す食育プログラム
2010~2012年
(支援期間:3年)特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド
支援金額:300万円
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貧困地域での母子の健康問題を改善するために、栄養・保健・医療の専門家と連携し、母子ヘルスケアセンターを拠点とした、妊産婦と乳幼児(約200人)への栄養教育活動を行います。
主な活動
- 1. 「食育」の実践(栄養知識・調理ワークショップ:月1回)(小学校での授業:隔月1回)
- 2. 栄養補助食の提供(週1回)
- 3. 栄養事業マニュアルの作成
- 村のお母さんたちにインタビュー
- 母子ヘルスケアセンターに受診にきたお母さんと妊産婦たち
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「栄養教育・給食センター建設と菜園開発」による栄養改善事業
2010~2011年
(支援期間:2年)特定非営利活動法人 ピープルズ・ホープ・ジャパン
支援金額:400万円
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当社支援により3年間(2006~2008年)実施してきた幼児(約3,800人)のための栄養改善活動では、ヘルスボランティア(約250人)が中心となり、地元食材を活用したメニュー開発や栄養補助食の提供を行ってきました。このたび、拠点となるセンター設立によって、活動の充実・強化・定着化を目指します。
主な活動
- 1. 栄養教育・給食センターの建設
- 2. ヘルスボランティアへの定期的な教育(年16回)
- 3. 栄養クリニックの運営(栄養外来)(週1回)
- 地元食材を活用したクッキングコンテスト
- 栄養不良児への栄養ケア食品提供
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学校給食とオーガニック菜園を通じた食育プロジェクト
2010~2011年
(支援期間:2年)LOOB JAPAN
支援金額:200万円
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ごみ投棄場周辺の低所得層の子どもが多く通う小学校(1校:約2,200人)では、栄養不良の割合が高く、質素で栄養バランスのよくない食事が大きな原因とされています。栄養不良児への学校給食と同時に、子どもたち自身が健康を考えて食べ物を選択する力を身に付けるための栄養セミナーなどを開催します。
主な活動
- 1. 学校給食(平均週5回)
- 2. オーガニック菜園運営、食堂運営
- 3. 学校給食・菜園を通じた食育セミナー(各 年4回)
- 食事前の栄養クラスで楽しく学ぶ生徒たち
- 学校給食の様子
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バングラデシュ住民参加型による安全な水と栄養・健康に関する教材開発事業
2010~2011年
(支援期間:2年)社団法人 アジア協会アジア友の会
支援金額:350万円
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地下水砒素汚染が深刻なバングラデシュでは、その中毒症状(皮膚病など)の軽減・防止には、安全な水はもちろん、栄養豊富な食べ物が必要と言われています。小学校(15校:約3,000人)を拠点に、水の管理と栄養についての教材をつくります。
主な活動
- 1. 習慣、世帯収入、収穫農作物などの調査、砒素調査
- 2. 地域の資源(安全な水と栄養価の高い食物)のマップ化
- 3. 紙芝居作成・ワークショップ
- 住民参加型のフィールド調査を実施するNGOスタッフ
- 深井戸から安全な水をくむ住民たち
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持続可能な地域住民参加型学校給食のためのシステムづくり
2010~2011年
(支援期間:2年)日本・バングラデシュ文化交流会
支援金額:380万円
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学校給食を通して、成長期の子ども(2校:約300人)の栄養改善を図ります。また持続的な活動とするため、村の人々が給食用の食材などを提供する仕組み(フードバンクシステム)をつくります。
主な活動
- 1. 学校給食の実施 年240回(=週4回×60週)
- 2. 学校給食と栄養についての学習会 年11回
- 3. 食糧支援のためのフードバンクのシステムづくり
- 学校給食の様子
- 「栄養」の大切さを劇で伝えるNGOスタッフたち
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学校給食のための農業プロジェクト
2010年
(支援期間:1年)The Education for Development Foundation(現地NGO)
(日本の窓口:一般財団法人 民際センター)支援金額:190万円
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タイ東北部の貧しい地域では両親が出稼ぎに出ることが多く、祖父母に育てられる子どもたちにとって、学校での昼食の時間は貴重です。幼稚園・小中学校(5校:約2,000名)で農業指導を行い、収穫した食料を学校給食に活用します。
主な活動
- 1. 農業プロジェクトの実施(なまず養殖、野菜栽培、施肥づくり)
- 2. 栄養・健康セミナーの開催
- 3. 貧困地域の学校間でのネットワークづくり
- 学校食堂で昼食を買う生徒たち
- 参加予定校の教師、生徒、両親たちとの交流
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栄養改善のグッドプラクティス促進のためのネットワーク構築及び地域のエンパワーメント支援事業
2009~2010年
(支援期間:2年) -
園庭菜園及び地域で入手可能な食材を利用した子どものための栄養給食プログラム
2009~2010年
(支援期間:2年)光の子どもたちの会(現地非営利団体)
支援金額:170万円
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ブラジルで最も貧しいとされる東北部漁村で、現地大学と連携し、地域内の入手可能な食材を利用したバランスのよい食事づくりや、地域住民の栄養知識の向上を通して、子どもたち(約500名)の栄養改善をはかります。
主な活動
- 1. 献立の栄養調査、講義、調理実習
- 2. 健康診断
- 3. 家庭訪問によるカウンセリング
- 4. 野菜畑づくり、井戸建設
- 調理実習
- 畑づくり
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先住民の子どもの栄養・健康改善のための栄養・健康教育を通した女性のエンパワーメントプログラム
2009~2010年
(支援期間:2年)Universiti Putra Malaysia(現地大学)
支援金額:180万円
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先住民(Orang Asli)は、貧困などの理由から、特に女性や子どもの健康状態が懸念されています。現地行政などの協力の下、Orang Asliの女性からヘルスボランティアを育成し、保健・栄養の課題改善を目指します。
主な活動
- 1. 幼児・大人の栄養調査実施とデータ分析(幼児216名、母親36名/162世帯)
- 2. ボランティアによる栄養指導要領開発
- 3. ボランティアの研修計画づくり
- 住民たちへの栄養調査説明会
- 健康状態のチェック
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ベトナム山岳地域における子どもの栄養改善事業-完全栄養母乳育児の推進
2009~2010年
(支援期間:2年)社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
支援金額:340万円
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栄養・健康状態に課題がみられる少数民族を対象に、地域全体を巻き込みながら、産後6ケ月までの完全母乳育児を推進し、子どもたちの健康状態の改善と他地域への母乳育児の普及を目指します(参加者約2,500人)。
主な活動
- 1. 母親・妊産婦の自助グループ結成(完全母乳育児推進)
- 2. 夫グループの会合
- 3. コミュニティグループの会合(母乳育児への啓発)
- ボランティアによる母乳栄養教室
- 母乳育児教室で学ぶ母親
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食と栄養に関する絵本・紙芝居出版を通じた初等教育支援活動
2009年
(支援期間:1年)社団法人 シャンティ国際ボランティア会
支援金額:90万円
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特に問題視されているビタミンA欠乏症についての紙芝居を制作し、子どもたちが食品に含まれる栄養やバランスの良い食事の重要性を学ぶこと、そして親や兄弟など幅広い層への知識普及をも目指します(参加生徒・教員:約84,000人)。
主な活動
- 1. 紙芝居出版とその配布(テーマ:野菜嫌いとビタミンA不足の改善)
- 2. 教員のための研修会開催
- 3. 小学校へのモニタリング実施
- 教員のための読み聞かせ研修会
- 小学校の子どもたちへの紙芝居読み聞かせ
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家庭菜園を利用した農村部高齢者の栄養ケアの実践とモデル構築事業
2008~2010年
(支援期間:3年)ベトナム国立タイビン医科大学
(日本の窓口:大阪大学グローバルコラボレーションセンター)支援金額:600万円
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農村部の「孤独老人」の栄養改善を行うため、食事・栄養状況の調査、家庭菜園利用の促進を行うとともに、地域の老人会連合会が主体となり、適切な食生活を支える栄養ケアネットワークを構築することを目指します(参加者:約1,000人)。
主な活動
- 1. 栄養教育活動(詩・民謡)
- 2. 健康診断
- 3. 家庭菜園内の薬用/機能性食品利用のための指導・資料提供
- 4. モデル菜園の形成
- 5. 県・村レベルの人民委員会、老人会、村の医療センターとの連携促進
- モデル化菜園を形成中の一般農家
- 定期健診を受ける老人会会員
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アマゾン農村部コミュニティにおける学校を通した栄養改善プロジェクト
2008~2009年
(支援期間:2年)特定非営利活動法人 HANDS(Health and Development Service)
支援金額:200万円
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食生活の偏りによって栄養状態が懸念される農村部の小中学校生徒(約6,200人)のために、教師、保健局コミュニティ・ヘルス・ワーカーへのトレーニングを行い、生徒とその家族そして地域住民の栄養に対する意識向上を目指します。
主な活動
- 1. 果樹園設置
- 2. 栄養教育(「子どもキャンプ」実施)
- 3. 学校おやつ改善(おやつ係トレーニング「子どもキャンプ」での調理)
- 教師とヘルスワーカー対象の栄養トレーニング
- 子ども1日キャンプの様子
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砒素中毒患者症状改善のための食生活指導
2008~2009年
(支援期間:2年)特定非営利活動法人 アジア砒素ネットワーク
支援金額:400万円
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地下水の砒素汚染に苦しむ患者のため、砒素中毒症の予防に必要な栄養豊富な食べ物確保に向けて、有機農法での野菜栽培普及、患者家族を対象とした栄養・料理教室を実施し、患者の栄養状態改善、砒素中毒症状の緩和を目指します(参加者約1,000人)。
主な活動
- 1. 保健師向け研修(テーマ「砒素と栄養」)
- 2. 砒素中毒患者と家族の食事調査
- 3. 栄養・調理講習会の実施
- 4. 有機農法講習会/研修
- 5. 農家間の経験交換会
- 6. 日本人専門家による訪問
- 開発した栄養ポスターをみながら復習
- 有機農業者体験交流会に参加する農家
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貧困農村における母子保健の改善事業
2008~2009年
(支援期間:2年)特定非営利活動法人 アーシャ=アジアの農民と歩む会
支援金額:400万円
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子どもたちの栄養・成育不良改善を目指し、母親への栄養・保健衛生教育、正しい母乳育児の知識技術普及を行います。地域の保健所、大学と協力のもとヘルスボランティアを育成し、僻地農村保健対策のための協力体制の整備によって、村の活性化もはかります(参加者:約4,500人)。
主な活動
- 1. 子どもの身体測定
- 2. 女性への栄養教室
- 3. 家庭訪問によるカウンセリング
- 4. 農村女性ボランティアのリクルートと研修
- 5. 保健センターとの協働セミナー
- 研修を受けたボランティアたち
- ボランティアによる女性への栄養教室
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年度 | 支援 期間 | 国名 | プロジェクト名 | 実施団体 | 支援金額 |
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2008 | 1年 | ペルー | アマゾンの森と子どもたちを育てるエコ・クッキングレシピ | 特定非営利活動法人 アルコイリス | 100万円 |
2007 ~ 2008 | 2年 | インドネシア | 地域保健所での妊婦及び5歳未満児とその親を対象とした栄養・健康教育によるコミュニティを基盤とした障害予防事業 | Community Based Rehabilitation Development and Training Center | 600万円 |
2007 | 1年 | カンボジア | カンボジアの病院での食品衛生・管理改善事業 | 特定非営利活動法人 フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー JAPAN | 100万円 |
2007 | 1年 | スリランカ | スリランカ津波被災者を対象とする野菜栽培を通した栄養・健康改善支援事業 | 特定非営利活動法人 ジェン | 100万円 |
2007 ~ 2008 | 2年 | バングラデシュ | バングラデシュ農村部における最貧困層のための栄養・保健衛生教育を通じた生活改善プログラム | 特定非営利活動法人 シャプラニール=市民による海外協力の会 | 300万円 |
2007 ~ 2008 | 2年 | インドネシア | 健全な栄養・食生活を目指す地域密着型栄養管理チーム医療普及事業 | 特定非営利活動法人 ピープルズ・ホープ・ジャパン | 200万円 |
2007 ~ 2008 | 2年 | タイ | 「頭の栄養、体の栄養」移動寺子屋とランチサービス | 特定非営利活動法人 地球市民ACTかながわ | 300万円 |
2006 ~ 2008 | 3年 | ペルー | 栄養・母子保健に関する住民のエンパワーメント支援事業 | 特定非営利活動法人 AMDA社会開発機構 | 600万円 |
2006 ~ 2007 | 2年 | ベトナム | 北部山岳地域における子どもの栄養改善事業 | 社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン | 300万円 |
2006 | 1年 | フィリピン | フィリピン国 都市部貧困地区における青少年の健康増進・改善事業 | 特定非営利活動法人 国境なき子どもたち | 100万円 |
2006 | 1年 | インドネシア | 幼児の栄養・食生活改善事業 | 特定非営利活動法人 ピープルズ・ホープ・ジャパン | 100万円 |
2006 | 1年 | ミャンマー | 障害者支援を中心とした栄養知識普及プロジェクト | 特定非営利活動法人 難民を助ける会 | 100万円 |
2006 | 1年 | スリランカ | スリランカ津波被災地における野菜栽培を通じた栄養・生活改善支援事業 | 特定非営利活動法人 ジェン | 100万円 |
2005 ~ 2006 | 2年 | ベトナム | ベトナム北西部山岳地域住民参加型農村開発 | 特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター | 400万円 |
2005 | 1年 | ブラジル | エイズ児童の栄養欠乏症改善のための強化食開発 | Department of Nutrition in Public Health School, University of Saopaulo:現地大学 | 100万円 |
2005 | 1年 | バングラデシュ | 栄養改善のための養蜂事業 | 特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド | 100万円 |
2005 | 1年 | インドネシア | インドネシアの村落における健康・栄養に関する知識及び行動改善のための能力開発 | Department of Nutrition, Polytechnic of Health, Denpasar:現地NGO | 100万円 |
2005 | 1年 | インドネシア | 妊婦及び5歳未満児とその親を対象とした栄養・健康教育によるコミュニティを基盤とした障害予防事業 | Community Based Rehabilitation Development and Training Center=CBR~DTC:現地NGO | 100万円 |
2005 | 1年 | フィリピン | 栄養に関する地域と実践活動を通した母子の健康改善 | Global Action for Development Foundation, Inc.=GAD:現地NGO | 100万円 |
2002 ~ 2004 | 3年 | フィリピン | フィリピン・コア・プロジェクト~住民主導型リブロダクティブ・ヘルス/栄養改善~ | 財団法人 ジョイセフ(家族計画国際協力財団) | 1000万円 |
2001 ~ 2003 | 3年 | ペルー | 微量栄養素強化食品による栄養改善プロジェクト | Universidad Peruana Cavetano Heredia=UPCH:現地大学 | 500万円 |
2001 ~ 2003 | 3年 | ペルー | 慢性的栄養不良児のための栄養改善プロジェクト | Association Benefica PRISMA=PRISMA:現地NGO | 900万円 |
2000 ~ 2002 | 3年 | インドネシア | コミュニティにおける栄養改善のための調査・研究 | The Indonesian Planned Parenthood Association=IPPA:現地NGO | 100万円 |
2000 ~ 2002 | 3年 | インドネシア | 農村女性のための生活改善と地域開発研修事業 | 財団法人 オイスカ | 400万円 |
2000 ~ 2002 | 3年 | インドネシア | 小学校の栄養改善プログラム~栄養教育と学内売店の利用を通して~ | Yayasan Kusuma Buana=YKB:現地NGO | 600万円 |
2000 ~ 2002 | 3年 | カンボジア | 家庭菜園の普及による栄養改善プログラム | 特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター | 300万円 |
2000 ~ 2001 | 2年 | フィリピン | コミュニティベースの栄養教育モデルの研究開発 | Food and Nutrition Research Institute=FNRI:現地政府系機関 | 500万円 |
2000 | 1年 | フィリピン | 栄養改善プロジェクト~子どもセンター設立と給食センターへの支援~ | Lingap Para sa Kalusugan ng Sambayanan(LIKAS), Inc=LIKAS:現地NGO | 300万円 |
1999 ~ 2002 | 3年 | フィリピン | フィリピンインテグレーション・プロジェクト~リプロダクティブ・ヘルス/栄養改善~ | 財団法人 ジョイセフ(家族計画国際協力財団) | 1500万円 |