トップメッセージ

味の素グループは、1909年に「おいしく食べて健康づくり」という志をもって創業しました。
それから100年を超え、食品、アミノ酸、メディカルフード、農業畜産資材、香粧品、医薬中間体、電子材料と多様な事業を生み出し、現在に至っております。
そのベースとなっているのは、味の素グループ独自の「アミノサイエンス®」であり、創業の志から進化した、事業を通じて社会課題を解決し社会価値と経済価値を共創する取り組みであるASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)です。

味の素グループの強みは、創業以来長年の取り組みを通じて培ってきた、「人財」「技術」「顧客」「組織」といった無形資産にあります。この無形資産を強化し、一層変化が激しくなる事業環境をリードできるよう、お客様・市場のニーズを先読みし、要望されるであろう改善も予測し、トータルソリューションを提供する「高速開発システム」を型化・展開していきます。「高速開発システム」を通じた継続的な改善により、技術、品質、生産性の強化と同時にお客様との強固な信頼関係を構築し「ヘルスケア」「フード&ウェルネス」「ICT」「グリーン」の成長4領域を中心に継続的成長を目指します。

また、事業成長、企業価値向上のためには、信頼する社員・組織が本来持つ能力を十分に発揮し、自発的かつ創造的に仕事に打ち込み、主体的に挑戦・成長できる文化が必要不可欠です。健全な危機感を持ちながらも、失敗を恐れず挑戦できるよう促し、その挑戦の質を高めて実行力を磨くことで、充実感や満足度が一層高まる組織文化の醸成に注力します。
また、性別や国籍だけではなく、幅広い経験や考え方、多様な問題解決のアプローチなど、真のダイバーシティを持つ人財育成に注力します。
これらを通じて、味の素グループのパーパス(志)「アミノサイエンス®で、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」への使命感を高め、「働きがいNO.1の企業グループ」を目指します。

世界には解決しなければならない社会課題が多くあり、サステナビリティの重要性もますます高まっています。
持続的なフードシステムへの貢献を中心に、私たちが「アミノサイエンス®」をベースに貢献できるポテンシャルも大いにあります。
味の素グループがワンチームでスピードアップ&スケールアップし、ありたい姿を実現するために、自ら先頭に立ってたゆまぬ努力をしていく所存です。今後ともステークホルダーや生活者の皆さまのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表執行役社長
最高経営責任者
中村 茂雄