肋骨の間の筋肉をストレッチすることで上半身を動きやすくするトレーニング。胸郭の可動性を確保することで、手をあげた状態でも腹筋にしっかりと力が入るようになる。
骨盤を固定しつつ胸郭を回旋するトレーニング。ストローク時のローリング動作を強化するには、#01で獲得した胸郭の可動域を自分の力で動かせるようにしなければならない。
胸椎(きょうつい)の可動性を高めるトレーニング。腕をあげたときに背中が丸まっていては効率のよいストロークは生まれない。肩だけではなく背中を使って腕をあげられるようにする。
自然でパワフルなプル動作を獲得するためのトレーニング。腹筋をしっかりと収縮させながら、無駄に力まずに肩と脚を動かすことで、コーディネーションが強化される。
股関節を伸ばした状態を維持しつつ、腹筋で体幹を安定させるトレーニング。ストロークにおけるキャッチのイメージに近い動作であり、スピードの向上に非常に効果が高い。
全身運動のコーディネーションを強化するトレーニング。尺取り虫のようにバランスボールの上を転がる動作で、腹筋の収縮で全身の体勢をコントロールする感覚が養われる。
ストローク時の腹筋動作を強化するトレーニング。水を確実にとらえるためには素早い動きが重要。勢いよく投げつける動作により、キレのあるストロークを養うことができる。
競泳・総合監督
小泉 圭介
こいずみ けいすけ
所属
日本スポーツ振興センターマルチサポート事業
2006年より国立スポーツ科学センタースポーツ医学研究部、2011年より同マルチサポート事業を担当。世界選手権、ロンドンオリンピックをはじめとする数々の国際大会にトレーナーとして帯同し、水泳日本代表チームのサポートを行う。