スポーツの裏側にある魅力に迫る『挑戦のそばに』。

2023シーズンのデビュー後、すぐにチームの主軸となり、FC東京の中盤の要として、アグレッシブなプレーを見せる松木玖生選手。その豊富な運動量、カラダをぶつけてボールを奪い取るプレースタイルは、まさに“闘神”。最後まで力の限り戦う姿は、見るものを魅了し、チームメイトを鼓舞し続けます。

1試合で3㎏体重が減る

あれだけの運動量、競り合いを90分間続けるには、屈強なカラダが必要です。カラダへの負担は決して軽いものではなく、それは日々の積み重ねによって、成り立っています。

「トレーニングは常に100%以上の力で取り組むのが大事だと考えています。今はカラダ全体を鍛えるため、けんすいを多めに取り組んでいます。昨シーズンは3回ぐらいしかできませんでしたが、今は10㎏の重りを付けてできるようになった。それは日々、続けてきたからかなと思います」

運動量の多い選手なだけに、毎試合パフォーマンスを維持するのは、重要なこと。試合前後・ハーフタイムのエネルギー摂取も、欠かすことのできない栄養補給のタイミングになります。

「自分は、試合後すぐに食事を摂れる選手ではないんですよね。だから、体質的にもサプリメントを活用しています。試合で1番大きな負担は、体重がすごく減ってしまうこと。毎試合90分出れば 3㎏ぐらい減ります。だから、食事で補うことに加えて、ハーフタイムや試合後に、ゼリーなどでも栄養補給をしています」

補食としてサポートしてくれるアミノバイタルは、松木選手にとってまさに戦場に共に挑む仲間です。

「自分にとっても他の選手にとっても、FC東京のクラブハウスに行けば、アミノバイタルの色々な種類の商品が置いてあって、多くの選手が飲んでいる。飲みやすさもすごく気に入っているので、日常に欠かせない存在ですね」

“間違いじゃない”とみんなが認識できるように

2023シーズンも、いよいよ大詰め。Jリーグは残り数試合ですが、その全てでベストを尽くせるように、松木選手は準備を怠りません。

「1番の目標は、チームの順位をできるだけ上げること。また、今のサッカー界ではやっぱり結果が求められていると感じるので、個人のパフォーマンスも高めて、残りの試合で得点に絡む動きができればと思います」

そのために必要なのは、チーム全体で目指すサッカーを共有して、自身も成長を続けることです。

「チームとして強化するべきところは、監督のサッカーをしっかり理解して、それを90分間徹底して続けること。それが実行できて結果につながった試合もあるので、“これで間違っていないんだ”とみんなが認識できるようにしなければと思っています。個人では、ポジションによって少し違いますが、今はボランチを任されているので、パスによる展開力やゴール前に向かうためのポジショニングを高めていきたいと思っています」

大きな夢にたどり着くために。一日ずつの積み重ねこそが最も大事

今後の夢を聞くと、松木選手はためらわずに断言しました。

「夢は、UEFAチャンピオンズリーグ優勝ですね。海外挑戦の夢は自分のなかでも大きいですし、やっぱり、出場するだけじゃなくて、優勝したい。ただ、今はそれだけ価値のある選手になることが、重要だと考えています」

その大きな夢にたどり着くために。一日ずつの積み重ねこそが最も大事だと、彼は知っています。

「今は、自分の置かれている場所でしっかりと地に足をつけて、着実に進むことが大事。パリ五輪をめざすU-22日本代表にも呼ばれていますが、さらに上のA代表に絡めるようなパフォーマンスを発揮していきたいと個人的には思っています」

大きな夢も、身近な目標も、自分なら達成できると信じて。松木選手の挑戦は日本にとどまらず、世界へとつながっていきます。