
リカバー、いかにエネルギーを蓄えて試合に臨めるかが重要
進行性の目の難病である網膜色素変性症であると診断され、17歳で2008年に北京で行われた世界大会に出場した澤田優蘭選手。大学卒業後に一度競技を離れた彼女ですが、2015年に友人の活躍する姿を見て復帰。ガイドランナーの協力も得て、東京2020パラリンピックを目指し、トレーニングを再開しました。
味の素㈱は、JPCオフィシャルスポンサー(栄養補助食品)です。
東京2020パラリンピックを目指すうえでも、コンディショニングは、澤田選手にとって重要な要素。そのために、アミノ酸を活用しています。
「最も重要視して時間をかけているのは、リカバーですね。私も30歳になり、いかに翌日に残さないか、いつも通りの練習ができるかを意識して、特に食事や睡眠に気を遣うようにしています」。
短距離も走幅跳も、次の試合までのスパンが短い競技。1日に何本も走ったり、何度も跳躍したり、様々な身体能力が必要になります。
「試合の時は2日間ある大会だと、100m予選を走ってから決勝。走幅跳の次に100mなどに出る場合があります。だから、しっかりリカバーして競技に臨めるかは大きな課題。2020年東京大会では、もっとタイトで、100mとリレーが連続していて、2日間で4レースを行うような日程だったので、いかにエネルギーを蓄えて次の試合に臨めるかが重要でした」。
そのためにはやはり、アミノバイタルが心強い存在となりました。
「活用するようになって自分の意識が高まったのもありますね。アミノ酸の有用性を教えていただいてからは、それを信じてやってきて、摂取する目的やタイミングも考えて、選択するようになりました。実際に試合に向けてのコンディショニングもうまくできるようになっていったので、自分への影響をすごく感じています」
そんな澤田さんにとって、アミノバイタルは「ないと不安になる、ルーティーンやお守りに近い存在です」と、笑顔を浮かべます。
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協力者に支えられて、感動を伝えられる未来へ
そして、迎えた東京2020パラリンピック。走幅跳は5位入賞、100mは準決勝敗退。ユニバーサルリレーでは銅メダル獲得と、悔しさと嬉しさの両方を感じる結果となりました。最大の挑戦を終えて、ここまでの経緯を振り返る澤田選手。「リレーでのメダル獲得はすごく嬉しいです。個人種目は悔しさの方が大きいですね」と結果を受け止めます。
「今年に入ってアキレス腱を痛め、肉離れを2回起こして、本当に出られるかわからない状況でした。間に合ってもちゃんと走れるのか、ギリギリの状態で半年近く過ごしました。その分、2021年は怪我している期間だからこそできることを習得し、走れない分取り戻すことを意識し続けてきました。その中でケアに気を配り、3種目全部やりきれたのは良かったです」。
そして、その結果から得られたのは、改めてサポートしてくれる方々への感謝の気持ちです。
「実際に選手村に入ってからも、1分1秒もリカバーは欠かせなかったので、周りの方やトレーナーさんなどいろいろな方にサポートいただきました。最終的には入賞も果たせたし、リレーでは1番良い走りができたと思います」。
最も重要なパートナーになったガイドランナーの塩川さん。その気持ちは一言では表せません。
「ガイドランナーの人と一緒に行動するのは初めてで、本当にお風呂とトイレと寝る時以外全部一緒にいるんですよね。ビュッフェの食事や、お散歩も1人で出歩けないから基本塩川さんと一緒。最初は気を遣うところもあったのですが、それだとお互い限界があるので、時間を重ねていく中で、なんでも言い合える関係に今はなりました。試合会場で必要な情報を必要なタイミングで声かけしてくれたり、私がどう感じているかわかって声をかけてくれたりする。それがすごく重要なことだなと思います。本当に、塩川さんのおかげで、この夏は一番自分らしい競技ができたかなと思っています」。
そして、未来へと道は続いていきます。
「大きな目標としてはパリ2024パラリンピックで、個人種目の走幅跳・100mでもメダルを獲得したい。まず幅跳びは金メダル、100mもレベルは高いですかファイナリストになってメダルを獲得したいです。ユニバーサルリレーも選ばれたら、世界の選手と対等に戦って今回よりもっと良い色のメダルを目指したい。直近では来年、世界選手権が兵庫県で行われるので、このパラリンピックの盛り上がりを高めていけるようにメダルを目指して頑張りたいです。そして、日本の皆さんに感動を届けられるような走りをしたいなと思います」。
これまでも幾多の困難を、自身の努力、周囲のサポートを得て、乗り越えてきた澤田選手。その挑戦からどんな結果が生まれるのか、これからも注目です。
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