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「おふくろの味」ってなに味なの?その正体が明らかに

「チゲ」の塩分、実は意外と少ないのはご存じですか?

たとえばテレビ番組や雑誌などのグルメレポートで、初めて食べたもののはずなのに「なつかしい、おふくろの味がする」なんてコメントが出ることがありますよね。

でも、「自分もそんな体験をしたことがある」という人も多いと思うのです。一体あれは、なぜなのでしょう?

なぜ人は、過去に食べたこともないものに「なつかしい」と感じ、安心するのでしょうか。実はその味には、共通するものがあったのです。

「なつかしい」と感じる料理に共通するものは?

まずは、「なつかしい」と感じたことのある食べ物、料理を思い出してみましょう。たとえばお味噌汁や、煮物など。

それらの料理に使われているのは、味噌や醤油、昆布だしなど、和食の味付けで定番の調味料が使われていますよね。実は、ここに秘密があります。味噌や醤油、昆布にはアミノ酸(グルタミン酸塩)という成分が豊富に含まれています。

これは日本料理だけではなく、たとえばイタリアでポピュラーなトマトやアンチョビにも「アミノ酸(グルタミン酸塩)」が含まれていますし、「アミノ酸(グルタミン酸塩)」はさまざまな国のソウルフードに含まれています。

人が生まれ、育つために必要なものにも含まれています

人の母乳や羊水にもアミノ酸(グルタミン酸塩)がとても豊富に含まれているのです。人がいちばん最初に感じ、いちばん守られている状態のときに出会う味がアミノ酸(グルタミン酸塩)、「うま味」の成分なのです。

つまり、初めて食べたものでも、馴染みのある「うま味」を「なつかしい、おふくろの味」と感じている可能性が高いというわけです。

うま味の活用 うま味は初めて出会うお母さんの懐かしい味

人が最初に摂取するような大切な要素であり、ほっとする味を感じさせてくれる「うま味」。詳しく知ることで、身も心も元気になる食事をとりましょう。