鳥海連志選手

1999年生まれ、長崎県長崎市出身。中学1年生で車いすバスケットボールと出会い競技を始める。高校3年時に日本代表に初選出され、リオ2016パラリンピック競技大会に当時最年少で出場。東京2020パラリンピック競技大会では男子日本代表の中心選手として活躍し、銀メダル獲得に貢献。大会MVPにも選出された。以降も日本代表の主力として活躍を続け、海外リーグ挑戦や競技普及活動にも力を注ぐなど、日本車いすバスケットボール界を牽引する選手の1人。

PROLOGUE

車いすバスケットボールの
未来にパスを出す

~鳥海連志の挑戦~
with 「Victory Project®️」

東京2020パラリンピック競技大会車いすバスケットボール銀メダルで、大会の象徴的存在となった鳥海選手。だが、パリ2024パラリンピック競技大会の出場権を逃した現実は、競技者としても、車いすバスケットボール界にとっても大きな転機となった。銀メダル獲得前の静けさへと戻っていく危機感のなかで、鳥海選手が選んだのは世界最高峰・スペインの強豪クラブへの挑戦だった。

パリという
ターニングポイント

鳥海選手は、競技の枠を超えて車いすバスケットボールの魅力発信に力を注いできた。自身の飾らない言葉で競技のリアルを語る。その姿勢は、多くの人の背中を押し、注目を集めてきた。だからこそパリ2024パラリンピック競技大会に出場できなかったことは鳥海選手にとって大きな転機になった。

「パリに出られなかったのは、競技者としても、業界のことを考えても本当に痛かった」
結果が出なければ、世間の関心は薄れる。東京2020パラリンピック競技大会の熱狂を“ゼロからイチ”とするなら、その後は何もしなければゼロの静けさにただ戻っていく——鳥海選手はそう捉えているからこそ、次の挑戦は「自分の成長」そのものを、競技の未来へと繋がる推進力にしたいと考えている。

2025-2026シーズン、鳥海選手はスペインの強豪クラブBSR Amiab Albaceteでプレーする道を選んだ。選んだのは世界で最もレベルの高いフィールドだ。ロサンゼルス2028パラリンピック競技大会の出場は最低限。狙うのは、その先の頂だ。
「金メダルって言葉を、チームとして公言できるように変えていきたい」

勝つために必要なのは、技術だけではない。生活環境が変われば、練習の濃度が変わる。鳥海選手の言動が日本代表チームに新しい風を巻き起こしている。

体感に込めた2つの希望

そんな鳥海選手の新たなる挑戦を傍で支えているのが、「味の素ビクトリープロジェクト®」。
長年のアミノ酸・栄養サポートを基盤に、競技者のパフォーマンス向上に貢献してきたが、東京大会以降、スポーツと社会のあり方そのものを問い直す取り組みへとプロジェクトの幅は広がってきている。
その一角を担うのが、鳥海選手と共に実施される栄養講習会「勝ち飯®︎」教室や車いすバスケットボールの体験会である。

2024年、長崎市の高校で開かれたイベントや、2025年に開催されたイベント「味の素スタジアム感謝デー」など、味の素社と鳥海選手は積極的に“体感”できる場を作ろうとしてきた。
イベントで印象的なのは「教えるもの」ではなく「一緒に体験するもの」として設計されている点だ。

参加者たちは自身の身体を使って車いすを操る難しさと楽しさを知ることで、体感として知識をアップデートしていく。
遠い存在だった競技が、ダイレクトに身近に迫ってくるのだ。同じコートに立つ、同じボールを追う、同じ汗をかく。
その“体感”こそが、次世代の新しい空気を醸成してくれるものではないかという思いが込められている。

鳥海選手と車いすバスケを体験した人の目が、「難しそう」から「すごい」に変わる。
「障がいがありかわいそう」から想像を凌駕する車いすテクニックをみて「メッチャかっこいい」という視線に変わる。

この変化は、小さいようで、大きい。味の素社と鳥海選手が続けているのは、この小さな変化を起こし続けていくこと、そして「混ざり合う」ことへの抵抗を、笑いと汗でほどいていくことなのだ。

Well-beingを、
コートから社会へ

味の素グループが掲げるのは、「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」という志(パーパス)だ。鳥海選手の新たなる挑戦は、金メダル獲得という個人やチームの成績だけで終わる物語ではないだろう。この両者の理念と物語が交差する時、そこには年齢も、性別も、国籍も、障がいの有無もさまざまな背景を持つ人が自然に混ざり合い、誰もが活き活きと暮らせる社会があるのかもしれない。

スポーツの枠を超え、多様な個性を互いに支え、支えられて生まれるイノベーションのチカラをパラスポーツは秘めている。車いすバスケットボール鳥海連志が“障がいがあるアスリート”ではなく、日本が誇る世界トップアスリートとして存在する。

その社会実現に向けて鳥海選手と共にパラスポーツの魅力と価値の発信を味の素社はこれからも共に続けていく。

※味の素(株)はJPC オフィシャルパートナー(調味料、乾燥スープ、栄養補助食品、冷凍食品、コーヒー豆)です。