
2000年、兵庫県神戸市生まれ。2016年ジュニアグランプリファイナル、2017年世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得後、シニアに転向。初出場の平昌2018冬季オリンピックで6位入賞を果たす。北京2022冬季オリンピックでは、日本フィギュアスケート団体戦初の銀メダル獲得に貢献し、女子シングルでは銅メダルを獲得。同年3月の世界選手権で初優勝を飾ると、2023年、2024年大会も制し、日本女子として史上初の3連覇という偉業を成し遂げた。ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが開催される、2025-2026シーズン限りでの現役引退を表明している。
40日――それは坂本選手が2024/25シーズンで体調不良に悩まされた日数だ。慢性的なだるさや遠征終了後の体調不良により、シーズン期間の内40日を練習できずに失った。この40日を「ビクトリープロ
ジェクト®」の栄養戦略で“伸びしろ”に替える。彼女に提案された戦略と、実践する中で起こったからだの変化を語ってもらった。
坂本花織選手へのサポート①

フィギュアスケートは芸術性が高く、体重の増減でジャンプやスピンの精度に影響を受けるスポーツのため、体重管理は選手たちにとって避けて通れない。
坂本選手も成長期からずっと体重管理に悩まされ、あらゆるダイエットを試してきた。また、サポート当初のヒアリングで「毎日疲れていて、起きるのが辛い」「遠征から帰国後の1週間弱は体調不良で、次の練習に支障が出ている」など、体調にも不安を抱えていることが明らかになった。
「ビクトリープロジェクト®」の高柴は、坂本選手の食事調査を実施。体重が増える不安や練習疲れなどで「食事を控える」生活を送っていることで、栄養素が大きく不足していることを把握。慢性的なエネルギー不足→ “省エネモード”のからだになっていると結論づけた。基礎代謝や免疫、疲労回復力をはじめとする、さまざまな機能が“省エネモード”でフルに機能していないため、「太りやすく、風邪を引きやすい」からだになっていたのだ。

坂本花織選手へのサポート②
坂本選手に高柴が伝えたのは、体型とコンディショニング維持には「食べない」ではなく、“バランスよくしっかり摂る”ことが重要ということ。
練習後は疲れて夕食を抜くことも多く、摂取カロリーが著しく低くなっていたので、少しでも口にして1日3食摂ることをアドバイス。また、坂本選手には糖質=太るというイメージがあり、ごはんを食べずにおかずを多く摂るという食生活を送っていたが、糖質はからだや脳を動かす重要なエネルギー源。ごはんはしっかり食べ糖質を摂取しながら、胃腸に負担のかかりやすい脂質は減らしていけるように、コンビニや電子レンジを活用した、手軽にできる食事の改善案を実践してもらっている。
練習前後には補食として「アミノバイタル®」の摂取もスタート。坂本選手のコンディション維持に重要なツールの1つとなっている。
坂本選手が作った、ギョーザをメインにした夕食
1日3食摂ることが定着してきた坂本選手。3食欠かさず白米を食べることでエネルギー不足を解消している。栄養改善前はハードな運動量に対して1日1,600kcalほどしか摂取できていなかったが、現在では2,300kcalを摂取するまでに改善した。
食欲がないときでもご飯をしっかり食べる工夫として、食事のはじめに汁物を食べる『汁物作戦』を実践中。汁物に含まれるうま味が胃腸を動かしてくれるので、食欲のスイッチを入れることができる。汁物には胃腸を温める効果もあり、体調管理をする上でも重要な存在となっている。
「ビクトリープロジェクト®」高柴から“バランスよくしっかり摂る”を学び、実践する中で「食べることが罪と感じることはなくなった」そうだ。
「これまで『食べない』という方向に行きがちだったが、『食べて(脂肪を)燃やして(体重を)減らす』という知識をもらい、体型は維持したうえで、体調も良くスタミナもついてきた」と、からだの変化を実感している。
40日を“伸びしろ”にして、さらなる成長を遂げた、坂本選手の活躍が期待される。


“アミノ酸のはたらき”を活用して「TEAM JAPAN」をサポートし、
コーポレートメッセージである“Eat Well, Live Well.”の実現を目指します。