2015.12.11

ロシアのパブロフ生理学研究所でうま味のシンポジウムが開催されました

2015年12月11日、「パブロフの犬(条件反射の研究)」で著名なロシアのサンクトペレルブルクのパブロフ生理学研究所において、同研究所創立90周年記念のサテライトシンポジウムとして “Ajinomoto Co. Symposium: UMAMI SCIENCE(味の素(株)シンポジウム:うま味の科学)”を開催し、4題の講演と、演者を中心としたメンバーによるグルタミン酸ナトリウムに関するパネルディスカッションが行われました。本シンポジウムには、ロシアの生理学研究者約50名が参加し、グルタミン酸ナトリウムの有用性を中心に専門性の高い質疑応答が活発に行われました。

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本シンポジウムのポスター

内容:
Ⅰ.講演
  1.「グルタミン酸ナトリウムの生理学の基礎」
    (味の素(株) イノベーション研究所 畝山 寿之)

  2.「ロシアにおけるグルタミン酸の消化機能促進効果の研究」
    (パブロフ生理学研究所Zolotarev博士)

  3.「グルタミン酸ナトリウムの安全性評価の歴史と認知度」
    (味の素(株) 品質保証部 香村 正徳)

Ⅱ.パネルディスカッション
  「グルタミン酸ナトリウムは健康に良いか?」

今回のシンポジウムは、ロシアの生理学を牽引する研究者のうま味、グルタミン酸の安全性・有用性の理解促進とネットワークの形成に大いに役立ちました。
味の素㈱は、今後もこのような国内外の研究者と協力したシンポジウムの開催により、科学に基づいたコミュニケーション活動を継続していきたいと考えております。

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パブロフ生理学研究所     味の素㈱イノベーション研究所 味の素㈱品質保証部
Zolotarev博士         畝山 寿之          香村 正徳


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パブロフ生理学研究所 Filaretova所長、 演者、討議者
ロシア味の素社社長 杉本 大介