51砂糖の甘味度の数十倍〜数万倍の甘味を持つ物質2アスパラガスに多く含まれるアミノ酸3肉類・魚類などに多く含まれる必須アミノ酸4学識経験者の中から任命された各分野の専門家で構成される厚生労働大臣の諮問機関アスパルテームは通常の食品中に見られるアスパラギン酸とフェニルアラニンからなる甘味料で、次のような特長を持っています。①さわやかな甘さ砂糖によく似た甘さです。②高甘味度甘味料1なのでカロリーの低減に有用同じ量の砂糖と比べ甘味度が約200倍のため、甘さあたりの使用量が砂糖の1/200で済み、食品のカロリー低減に有用です。※重さ当たりのカロリーは、砂糖と同じ1g当たり4kcalです。③たんぱく質と同様に消化・吸収・代謝原料がアミノ酸なので、他のたんぱく質と同様に消化・吸収・代謝されます。アスパルテームはアスパラギン酸2とフェニルアラニン3という、食品中にも多く含まれる2つのアミノ酸を結合させ、精製・乾燥させて作ります。特 長製 法1 アスパルテーム「パルスイート®カロリーゼロ」は、それぞれ特長的な甘味を持つアスパルテーム、エリスリトール、アセスルファムK(カリウム)、スクラロース、アドバンテームを主な成分としています。この章では、各成分についてご説明します。「パルスイート®カロリーゼロ」(顆粒タイプ)(液体タイプ)の成分アスパルテームの安全性については、広範で詳細な安全性の試験の結果を評価され、科学的な見地から厳密な審査を行った結果、安全であることが確認されています。公的機関においても1980年国連の国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機構(WHO)合同食品添加物専門委員会(JECFA)での許可を始め、1981年米国FDA(食品医薬品局)が許可、日本では1983年に食品衛生調査会4の審査を経て、厚生大臣より食品添加物として指定されました。以降、欧米を始め、世界125ケ国以上でその安全性が確認され、使用が認められています。現在、世界で6,000種類以上の製品に使用されています。また、2013年12月にEFSA(欧州食品安全機関)が公表したアスパルテームの安全性再評価結果では、最新の安全性試験の論文も含めて再評価され、これまでの審査と同様に、食品添加物としての安全性が確認されています。このように、アスパルテームは長い歳月を費やし、膨大な試験データをもとに、きわめて科学的にその十分な安全性が評価された甘味料ですので、摂取しても身体に害はありません。安全性顆粒タイプ液体タイプ
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