ロイシン高配合必須アミノ酸ミックスに関する発見!運動前からの摂取による筋タンパク質の合成アップを分子レベルで解明⁉


[論文紹介]レジスタンス運動後のヒト骨格筋の同化および異化に対するロイシン高配合必須アミノ酸の影響

Nutrients. 2020 Aug 12;12(8):2421. doi: 10.3390/nu12082421.

The Effect of Leucine-Enriched Essential Amino Acid Supplementation on Anabolic and Catabolic Signaling in Human Skeletal Muscle after Acute Resistance Exercise: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Parallel-Group Comparison Trial

レジスタンス運動は骨格筋の同化および異化系を一過性に活性化する。ロイシン高配合必須アミノ酸 (LEAAs) は、乳清タンパク質(ホエイプロテイン)よりも低用量で筋肉同化系を刺激することが報告されている。しかしながら、レジスタンス運動が誘発する同化および異化系の応答に関する LEAA 摂取の影響についての報告は少ない。

そこで我々は、若年男性において単回のレジスタンス運動後の同化系の因子であるラパマイシン標的複合体1(mTORC1)、異化系の因子であるユビキチンプロテアソーム系および炎症性サイトカインに対するLEAA摂取の影響を検討するため、無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施した。

20 名の若年男性の被験者にて、下肢の伸展および屈曲運動(最大挙上重量の70%の重量)を10回ずつ3セット実施し、運動前後に2.5gを2回、合計5gのLEAAまたはプラセボを摂取させた。LEAA摂取により、mTORSer2448(+77.1%、p<0.05)、p70S6KThr389(+1067.4%、p<0.05)、rpS6Ser240/244(+171.3%、p<0.05)および4EBP1Thr37/46(+33.4%、p<0.05)のリン酸化が増強された。しかしながら、LEAA摂取によるユビキチン化タンパク質、MuRF-1およびアトロジン-1発現などの応答には変化はなかった。さらに、炎症系サイトカインであるIL-1βおよびIL-6のmRNA発現にも変化はみられなかった。

これらのデータは、LEAA摂取が運動後のmTORC1シグナル活性化を増強することによりレジスタンス運動の効果を増強することを示唆した。

ロイシン高配合必須アミノ酸ミックスに関する発見!運動前からの摂取による筋タンパク質の合成アップを分子レベルで解明⁉[論文紹介]レジスタンス運動後のヒト骨格筋の同化および異化に対するロイシン高配合必須アミノ酸の影響

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原著:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7468954/

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