キム・ヨンスクさんの冷たいビールによく合う
“ゴルベイン・ムチム（さざえのあえもの）”

ビール会社に勤めるご主人の影響で、国内外のビールの味にとても詳しいキム・ヨンスクさん。もともとはお酒が飲めなかったのに、今は新製品が出ると真っ先に飲んでみて、ご主人に自分なりの評価を伝えたりもするそうです。
　「お酒というものに興味を持ちはじめたら、自然におつまみにも興味がわいたのです。甘辛くて、ほのかな酸味がするさざえのあえもの“ゴルベイン・ムチム”は、ビールのおつまみに一番いいと思います。そうめんをゆでて添えると、簡単な食事を兼ねたおつまみにもなりますし。」
　このゴルベイン・ムチムは、韓国でとても人気のあるおつまみです。ほかのお酒にも合いますが、野菜がたっぷり入っているので、カロリーが気になるビールにはぴったりのおつまみなのです。
　結婚６年目を迎えた今は韓国料理のほとんどをマスターしているキム・ヨンスクさんですが、新婚の頃はご飯の水加減もできなかったそうです。韓国料理はそれぞれの家庭によって味が異なり、これといった決められた味がないので、自分の舌を信じて味を決めなければならないところが一番大変なのだそうです。最近は韓国料理の調理師の資格をとるために一生懸命頑張っているのだそうです。勉強しつつまた一から韓国料理を学んでいきたいとキム・ヨンスクさんは語っています。
　「日本でさざえが手に入りにくい場合はどうしましょう？　この写真を見たら作ってみたいと思われる方が間違いなくいらっしゃるはずだと思いますが・・・」と聞くと、すぐに「ゆでたたこや海老など、他の魚介類を使ってください」と、はきはきした答えが返って来ました。

	ゴルベイン・ムチム（さざえの あえもの）とそうめん （２〜３人分） 材料 さざえのむき身（または ツブ貝） 200g ねぎ ２本 玉ねぎ 1/2個 干たら 30g にんじん きゅうり 各1/4本 青・赤唐辛子 各１本 そうめん 300g 春菊 少々
たれ コチュジャン（唐辛子みそ）…大さじ３、しょうゆ…大さじ１、砂糖…大さじ３、 酢…大さじ２、酒…大さじ１、にんにく（すりつぶしたもの）…大さじ１、 ねぎ（細切りにしたもの）…大さじ１、ごま…大さじ１、塩・こしょう…各少々、 ごま油…大さじ１
1. ねぎ、玉ねぎ、にんじん、きゅうり、唐辛子はすべてせん切りにする。   2. さざえはゆでて水気をきり、食べやすい大きさに切る。   3. たれの材料を混ぜ合わせる。   4. そうめんをゆで、水洗いして水気をきる。   5. ボールに野菜、さざえ、たれを入れてあえる。   6. 皿にそうめんを盛り、５をのせ、春菊を飾る。 ＜戻る