チェ・シンエさんのプルコギ
“しょうゆでジョムルジョムル（和える）し味付けをして下さい”

しょうゆで味付けをして３０分ほどおいた後、焼いて食べるプルコギは老若男女とわず、大勢の人に好かれる料理です。プルコギを食べたことがある人は、薄く切った肉からにじみでる肉汁の旨みと甘みが忘れられないそうです。

　チェ・シンエさんの家族もプルコギがとても大好きだそうです。特にプルコギの味付けが圧巻なのですが、チェ・シンエさんのオリジナルソースがポイントです。しょうゆを一度煮込んだ後、チョンヤン唐辛子といろんな材料を加えて作ったしょうゆソース、これで煮干しを炒めても美味しいし、韓国風のかまぼこを煮付けても美味しいのです。

　チェ・シンエさんはソースを作るのが得意であり趣味でもあるんです。彼女の家を訪問した時出してくれた、ききょう（桔梗）ジュースもチェ・シンエさんの作品で、ききょうの根をすり下ろした汁に松葉と蔓人参（つるにんじん）を入れたものです。チェ・シンエさんは何よりも、手先の真心が料理の味を生かせるのだと言います。母の愛情がたっぷりこもった料理は健康にもいいというのが彼女の持論なのです。プルコギも同じく手先でジョムルジョムルと和えて、味をしみ込ませてこそもっと美味しくなるということを忘れないで下さい。

	プルコギ （４人前） 材料 牛肉(ロース) 600g たまねぎ 1個 万能ねぎ 10本 きのこ類 200g にんじん 1/2本
味付けタレ しょうゆ大さじ５、蜂蜜大さじ２、砂糖大さじ２、酒大さじ１、梨汁（梨のすりおろし）１カップ、すりごま大さじ２、にんにく（すりおろし）大さじ２、ごま油大さじ２、ねぎ（みじん切り）大さじ１
１． 牛肉は薄切りにして、キッチンペーパーで血ぬきをする。   ２． 血ぬきをした肉に砂糖大さじ２を入れ、２０分ほどおく。 （この時、先に入れた砂糖が肉を柔らかくする作用を手伝う）   ３． 「味付けタレ」に肉とたまねぎとにんじん（せん切りしたもの）を入れて３０分ほどおく。   ４． ４cmの長さに切った万能ねぎと薄く切ったきのこを入れて、フライパンを強火にかけて焼く。 ＜ 戻る