ジョン・イェヒョンおばあさんのコムタン
”家族の健康バランスのために”
コムタンは、韓国ではとてもポピュラーな料理ですが、家族でひんぱんに作って食べる料理ではありません。しかし、普段は野菜が主流で、一定期間過ぎると、家族の栄養バランスのためにも必ず作って食べる料理です。“コムタン”とは、牛肉、牛骨をじっくり煮込んだ“クッ(汁)”という意味で、“コムクッ”とも言います。過去に韓国食の食堂を経営した経験もあり、今は長女が母親の料理の才能を引き継ぎ日本で韓国のレストランを開くほどで、周りから料理の腕がいいと評判のジョン・イェヒョンさんに、家族の栄養食でもあるコムタンの作り方を学んでみましょう。
"普通、月に1回、または2ヶ月に1回ほどコムタンを作るんだけど、韓国の家庭のほとんどがそうであるように、嫁いでいった娘の家族たちにもお裾分けするために大きな鍋で一度にたくさんの量を作ります。最近は独特な味を出すために色々な味付けをする家族や食堂がありますが、年のせいか、伝統的な方法じゃないやり方はしないの。"
伝統的な料理法でありながら、韓国の家庭で最も一般的なコムタンの料理法は、別に味付けをしたり肉の量が多い部分を使ったりせずに、牛骨、あばらの肉だけで、時間と火の調節だけで深みを出し、コクがあり後味もさっぱりしているから、たくさんの量を作って、何日食べてもあきません。
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コムタン
材料
牛の
前足骨 |
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1本
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あばらの
肉 |
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600g
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水 |
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1L
(12Lが入る鍋を用意する)
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長ねぎ |
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1本
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塩 |
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小さじ1
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こしょう |
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小さじ1
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1.
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牛の前足骨は1/4の大きさに切って、冷たい水に5〜6時間つけて血ぬきする。
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2.
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水を沸かす。
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3.
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熱湯に骨を入れる。
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4.
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約6時間煮込んだ後、あばらの肉を入れる。あばらの肉は、冷たい水につけて、血ぬきした後、切らずに大きいまま入れる。(小さく切って入れると、煮込む間に溶けてしまう。)
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5.
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あばらの肉を入れて24時間煮込む。
(煮込む間は水がへるので2〜3度、水の補充が必要。かわりに鍋にぴったり合う容器を水に入れて、ふたのかわりにしておいたら、水の補充をする必要がなくなる)
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6.
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味付けは、器にもって食べる前に3cmほどの幅に切った長ねぎを入れて、塩とこしょうで味付けをして食べる。
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