キム・シンヨンさんが提案するチャプチェ
そして“残り物のチャプチェをもっと美味しく食べる方法”
おかずで作るちらし寿司、豚肉にコチュジャン・ソースを入れて作るガンジョンなどは彼女の得意料理ですが、今回、大学に合格した末の娘を祝うための食卓からも彼女らしさが見うけられました。 その中で、チャプチェが一番ポピュラーな韓国料理ですね。
韓国でチャプチェは、正月やお盆、めでたい日には必ず出るメニューです。チャプチェはもともとナムルの一種で、チャプチェの「チャプ」という字は、漢字の「雑」にあたり、いろんな材料が入ったという意味です。ナムルはその材料によって調理法と味付けが少し違います。入る材料をそれぞれ炒めた後、和えたのがチャプチェなのです。いろんな材料が入るから難しそうですが、基本を覚えれば誰にでも手軽に作れるんです。とキム・シンヨンさんは言います。
食べ残したチャプチェも心配いりません。チャプチェは冷めたら美味しくないのが短所ですが、他の料理にいくらでも応用ができるのです。その中でも、冷蔵庫に保管して食べられる「チャプチェ・ユブ・ジョンゴル」はキム・シンヨンさんがよく作るメニューです。残ったチャプチェをみじん切りにして、ユブ(油揚げ)に入れて、だしスープで煮込むだけ。身がぎっしりつまって美味しい「チャプチェ・ユブ・ジョンゴル」の出来上がり。さあ、では今からキム・シンヨンさんのノウハウをのぞいてみることにしましょう。
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チャプチェ ユブ ジョンゴル
(2人前)
材料
牛肉 |
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120g
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しいたけ |
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3個
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きくらげ |
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10g
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にんじん |
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1/2本
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たまねぎ |
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1/2個
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きゅうり |
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1/2本
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トラジ
(ききょうの根) |
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50g
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卵 |
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1個
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ダンミョン
(韓国春雨) |
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150g
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松の実 |
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小さじ1
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肉用のタレ
しょうゆ油大さじ2、砂糖大さじ1、長ねぎ(みじん切り)小さじ2、にんにく(すりおろし)小さじ1、ごま油小さじ1、すりごま小さじ1。
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ナムル用のタレ
長ねぎ(みじん切り)小さじ2、にんにく(すりおろし)小さじ1、塩小さじ1、ごま油小さじ1 すりごま小さじ1、こしょう少々。 |
ダンミョン(韓国春雨)用のタレ
しょうゆ、砂糖、ごま油、各大さじ1。 |
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1.
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牛肉としいたけは1cm幅に細く切り、きくらげは水に戻し、食べやすい大きさに切り、それぞれ「肉用のタレ」で和えた後、フライパンで炒める。
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2.
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きゅうりの皮は回してむき、その皮を4cmの長さにせん切りにし、塩に少しつけた後、水気をきる。にんじんも同じ長さにせん切りにする。
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3.
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ききょうの根(なくても可)は、細くさいて塩でもんだ後、水で洗って水気をきり「ナムル用のタレ」であえる。ねぎはせん切りにする。
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4.
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フライパンに油をひき、たまねぎ、ききょうの根、きゅうり、にんじんの順番に炒める。
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5.
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卵は白身と黄身をわけ、薄く焼いて野菜と同じ大きさにせん切りする。
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6.
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ダンミョン(韓国春雨)は熱湯でゆで、2〜3等分に切る。「ダンミョン用のタレ」で和えた後、フライパンで軽く炒める。
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7.
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ボールに炒めた材料とダンミョン(韓国春雨)を入れてあえる。味がうすい時はしょうゆ、砂糖、ごま油で味を整える。
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8.
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皿に盛りつけ最後に卵のせん切りと松の実で飾りつけをする。
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