健康茶
茶
12345
 

ホーム・メイド健康茶

手作りの一杯のお茶にこめられた真心は、すぐ手に入る市販の飲みものとは比べることができません。
かつてお茶の材料を作ることが、恒例行事だった時代がありました。春が訪れたら梅を漬け、夏には五味子茶(オミジャチャ)を作り、秋にはカリンの実を、冬には家族でゆずを砂糖に漬け込んだりしたものです。このようにして作られたお茶の材料は、冬には家族の風邪を予防し、夏には冷たい飲みものとして、時を超えて愛されてきました。
忙しい毎日を送る人が多くなった現代では、家で直接お茶の材料を作る人が少なくなりまし た。また最近では、可愛い瓶に詰められたお茶や、ペットボトル入りの飲みものが手軽に手に入ります。家庭でも簡単に作れるお茶をご紹介しますので、ぜひ一度、作ってみてください。冷蔵庫で保存し、飲みたいときにお湯を沸かして混ぜるだけで、すぐに飲める健康茶です。

柚子茶(ユジャチャ)

10月の始めから中旬に、新鮮なゆずを砂糖に漬け込んで「ユジャチョン(ゆずの蜜漬け)」を作ります。密封して湿気のない涼しい場所で保存すれば、いつでも甘酸っぱい柚子茶を楽しむことができます。みかんと似た成分を持つゆずは、風邪にもよく効き、胃腸にもよく、食欲を補う効能があるといわれています。

材料と作り方

ゆず
5個
砂糖
200g

1. ゆずは皮をむかずに水できれいに洗う。
2. 皮ごと薄切りにし、瓶にゆずと砂糖を交互に重ね入れる。
3. しっかり密封して涼しい場所で1ヶ月ほど熟成させると「ユジャチョン」のできあがり。
冷蔵庫で保存する。
4. ティーカップ一杯あたりユジャチョン大さじ1〜2を入れ、お湯を差して飲む。

TOP

花梨茶(モガチャ)

カリンはカルシウム、カリウム、鉄分などの無機質が豊富なアルカリ性食品です。香りは甘いけれど、有機酸の働きで味は酸っぱい。でもこの有機酸が新陳代謝を助ける役割をし、消化酵素の分泌を促すそうです。

材料と作り方

カリン
1個
砂糖
(または蜂蜜)
適量

1. カリンは水できれいに洗って水気を拭き、薄切りにする。
2. 瓶にカリンと砂糖を交互に重ね入れる。(蜂蜜を使うときは、カリンがかぶる位まで入れる)
3. しっかり密封して涼しい場所で1ヶ月ほど熟成させるとできあがり。
冷蔵庫で保存する。
4. ティーカップ一杯あたりカリン大さじ1〜2を入れ、お湯を差して飲む。

TOP

五味子茶(オミジャチャ)

酸味、苦味、甘味、しょっぱさ、辛味…五味子(ごみし)はこの五つの味をすべてもっているといわれます。喉が渇いたときにとてもよく、韓国では夏の定番飲料です。25〜30℃のぬるま湯に8時間以上浸け、こし器でこしたあと冷やして保存します。梨などの色が白くて香りの淡い果物を薄く花切りにし、浮かべてちょっとしたフルーツパンチにしたりもします。

材料と作り方

五味子
1/2カップ
少々
砂糖
2カップ
6カップ

1. 五味子は水に一晩浸ける。
2. ガーゼやこし器で1を絞る。
3. 2の五味子液に冷水を混ぜ、砂糖と少量の塩を加えて溶けるまでかき混ぜる。

TOP

梅実茶(メシルチャ)

クエン酸が大量に含まれていて、疲労回復に効果がある梅実茶。冷やして飲んでも、温めて飲んでも、お好みでどうぞ。

材料と作り方

梅の実
2カップ
蜂蜜
1カップ

1. 梅を水できれいに洗い、水気を拭いて瓶に入れる。
2. 蜂蜜を加え、2週間ほど密封して「メシル・チョン(梅の蜂蜜漬け)」を作り、冷蔵庫で保存する。
3. 好みでお湯や水で割って飲む。

TOP

りんご茶(サゴァチャ)

りんごの主要成分は糖、酸およびペクチンで、りんご1個当たり、10〜15%の糖分が含まれています。これが甘味の主成分。ほとんどが果糖やブドウ糖なので、人体に吸収されやすいのです。漢方では腹痛を治す効果があると言われています。

材料と作り方

りんご
1個
少々
砂糖
100g

1. りんごは水できれいに洗い、種を取り除いて薄切りにする。
2. 塩水にサッとくぐらせ、水気をとる。
3. 瓶にりんごと砂糖を交互に重ね入れ、しっかり密閉して冷蔵庫で1ヶ月から
1ヶ月半くらい保存する。
4. お湯に溶かして飲む。

 

<戻る | Top | 次へ>

バックナンバー