味の素(株)人事部長メッセージ

Message

森永 浩康

味の素株式会社 執行理事 人事部長

はじめに、味の素社の事業戦略と人財戦略について教えてください。

味の素グループのパーパスは、「アミノサイエンス®で、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」ことです。事業を通じて社会価値と経済価値を共創する取り組み(ASV)を推進し、コーポレートスローガンである「Eat Well, Live Well.」の実現を目指しています。
味の素グループ独自の強みであり、競争力の源泉でもあるのがアミノサイエンス®です。アミノサイエンス®で貢献できる社会課題を、ヘルスケア、フード&ウェルネス、ICT、グリーンの4つの成長領域として分類し、課題解決に向けた取り組みに注力しています。
現在は「中期ASV経営 2030ロードマップ」のもと、各領域で2030年の「ありたい姿」を明確にし、バックキャストの手法を用いて道筋を描き、計画の実現に向けて推進しているところです。このビジョン実現のためには、技術・人財・顧客・組織という4つの無形資産への投資が欠かせませんが、特に重要なのは人財資産です。志を実現する熱意あふれる人財や、顧客の課題と技術をマッチングさせて多様な価値を創出できる人財が味の素グループの強みです。今後も人・社会・地球のWell-beingに貢献できる人財の採用や育成を強化していきます。

人財戦略を強化するうえで、キャリア採用にも注力するのはなぜですか。

2030年のビジョン達成に向けて、イノベーションを創出していかなければなりませんが、そのためには人財の多様性が必要だからです。味の素グループには、新卒で入社した優秀なメンバーが多くいますが、異なる組織で働いた経験や異なる専門性を持つキャリア入社のメンバーをここに迎え入れてこそ、新しい発想が生まれると思うのです。
そのため、3年ほど前からキャリア採用を強化しており、2023年度は新卒入社120名に対してキャリア入社が107名と、キャリア入社者の比率は年々高まっています。DXやAIなどの高い専門性が必要となる領域を中心にキャリア入社者が活躍してくれていますし、出身業界も金融業界やゲーム業界などさまざまです。

改善要望は大歓迎。多様な意見を取り入れて、より良い組織へ

キャリア入社者に求めることや期待することを教えてください。

いくら組織が多様化して斬新なアイデアが生まれても、実行に移さなければ意味がありません。そのため、チャレンジ精神旺盛で、アイデアを実現するところまでやり切ることを楽しめる方に参画していただきたいです。
また、これから入られる方には、「味の素グループのここは変えるべき」と思う点をぜひ率直に発信してほしいと思っています。実際、キャリア入社で人事部に入ったメンバーのなかには、全社にアンケートを行ってキャリア入社者から改善要望の声を集め、研修や制度の改善を進めている人もいます。
味の素グループには「人が好き」で新しい意見に刺激を受けるメンバーが多く、人に寄り添いチャレンジを後押しする空気感があるので、安心して意見を発信してもらえればと思います。