Interview

教師から味の素社へ

M.J
秘書・渉外部
2025年 キャリア入社

キャリアも、働き方も。自分らしく広げていく――

前職では日本語教師として活躍し、2025年に味の素社へキャリア入社したM.Jさん。現在は秘書として、多くの関係者を支える業務を担当しています。
教育の現場から企業への転職。まったく異なる環境への挑戦には、どのような想いがあったのでしょうか。今回はキャリアチェンジの背景や現在の仕事、働く環境、そしてこれからの挑戦についてお話を伺いました

今後のキャリアを見据え、新しい環境へ踏み出す一歩

まずはこれまでのご経歴と、転職を考えたきっかけを教えてください。

前職では主に日本語教師として働いていました。大学院では外国語としての日本語教育を専門に学び、その後、日本国内の日本語学校やオーストラリアの高等教育機関での日本語指導、さらに私立中高一貫校では国語教育の一環としての日本語教育に携わるなど、一貫して教育の分野でキャリアを積み、教育の仕事そのものには大きなやりがいを感じていました。
ただ、将来を見据えたときに、今後も長く働き続けるためのキャリアについて考えるようになりました。私自身、障がいがあることもあって、自分の体力を考慮した働き方については以前から意識していました。年齢を重ねる中で、この先も長く働き続けることを考えたときに、「今のうちに新しい仕事にも挑戦した方がいいのではないか」と思うようになり、転職活動を始めました。

転職活動ではどのようなことを重視していましたか。

もちろん、自分の体力や特性を踏まえて、無理なく働き続けられる環境であることは大切にしていました。在宅勤務やフレックス制度といった働き方の柔軟性は、その意味でも重要なポイントでした。その上で、転職先を考える中で以前から魅力を感じていたメーカー業界に挑戦したいという思いがありました。
これまで教育の仕事に携わる中で、人の成長という目に見えない価値を提供してきました。やりがいのある仕事ではありますが、商品という目に見える価値を届けるメーカーの仕事にも魅力を感じていました。
メーカーは自分たちがつくったものがお客様の手に届き、その評価が直接返ってきます。何か課題があれば自分たちで向き合い、改善していく。そうした仕事のあり方に誠実さを感じていました。

味の素社への入社を決めた理由を教えてください。

味の素社に魅力を感じた理由の一つが、グローバルに事業を展開していることでした。
これまで日本語教育を通じて、さまざまな文化やバックグラウンドを持つ方々と関わってきまして、そうした経験や視点を活かせる環境で働きたいという思いがありました。味の素社は食品だけでなく、アミノサイエンスを軸に世界中で幅広い事業を展開しています。グローバルな事業の広がりに魅力を感じましたし、自分自身も将来的にそうした環境に携わっていけるのではないかと感じました。
また、選考を通じて仕事内容を具体的にイメージできたことも大きかったですね。障がい者採用ではオープンポジションの募集も多いのですが、私は異業種からの転職だったため、実際にどのような仕事を担当するのかが見えることを重視していました。面接の段階から仕事内容について具体的に説明いただいたことで、自分が働く姿を想像することができました
もう一つ印象に残っているのが、面接で本社を訪問した際のことです。来客対応をしてくださった方が障がいのある社員の方だったのですが、その方が自然に働いている姿を見て、自分自身が味の素社で働くイメージをより具体的に持つことができました。実際に活躍されている方にお会いできたことも、入社を決める後押しになったと思います。

味の素株式会社で働くということ

現在担当されている仕事について教えてください。

現在は秘書・渉外部で特別顧問の秘書業務を担当しています。スケジュール調整や来客対応、出張手配、経費処理など業務は多岐にわたります。
特に出張対応では、飛行機や新幹線、ホテル、ハイヤーなどの手配に加え、天候や交通状況も確認しながら準備を進めます。以前、天候の影響で移動が難しくなったことがあり、それ以来、出張の数日前から天候を確認するようになりました。無事に出張や講演会が終わったときは、とても達成感があります。
また、来客対応では、お客様との会話のきっかけづくりを意識するなど、自分なりの工夫をしながら仕事に取り組んでいます。

実際に働いてみて、働き方や職場環境はいかがですか。

フレックス制度や在宅勤務を活用できるので、とても働きやすいと感じています。
チームで業務を行っているため、通院などで不在になる場合でもお互いにフォローし合える体制があります。

また、私の場合は出勤時間の調整なども含めて配慮いただいていますが、特別扱いというよりも、それぞれが働きやすい方法を一緒に考えてくれる環境だと感じています。
秘書グループはもともとサポート業務に慣れている方が多く、自然と助け合う雰囲気がありますね。

味の素社で働く中で感じることを教えてください。

味の素社の障がい者雇用は、まだ発展途上の部分もあると思います。制度面や職場理解の面など、これからさらに良くしていけることもあるでしょう。
ただ、私が働く中で感じているのは、声を上げればきちんと聞いてくれる会社だということです。
もちろん、何かを改善するには時間がかかりますし、障壁もあるかと思います。それでも、課題だと感じたことに対して「どうすれば良くなるか」を一緒に考え、改善しようとする姿勢があります。
障がい者雇用というと、会社が環境を整え、その環境の中で働くというイメージを持たれることもあるかもしれません。しかし私は、環境は会社だけがつくるものではなく、そこで働く一人ひとりと一緒につくっていくものだと思っています。
実際に働いているからこそ見えることや、当事者だからこそ気づけることがあります。そうした声を伝え、それを受け止めてもらいながら少しずつより良い環境をつくっていけることは、味の素社の魅力の一つだと感じています。

今後チャレンジしたいことはありますか。

味の素社はグローバルに事業を展開している会社なので、将来的には海外に関わる仕事にも挑戦してみたいと考えています。また、教育に携わってきた経験をもとに、人財育成や社会貢献活動にも関心があります。味の素グループには、事業だけでなく社会課題の解決に取り組むさまざまな活動がありますので、そうした分野にもいつか関わる機会があれば挑戦してみたいと思っています。
私は異業種への転職もそうでしたが、新しい環境や仕事への変化を比較的前向きに楽しめるタイプです。キャリア入社というと専門性を軸にキャリアを積まれる方も多いと思いますが、私の場合は「やったことがないからこそ挑戦してみたい」と思う気持ちが強いですね。今の仕事をしっかり続けながら、将来的にはさまざまな経験を積み、新しいフィールドにも積極的にチャレンジしていきたいと思います。

未来の仲間へ

私は教育の仕事から秘書というまったく異なる仕事に挑戦しましたが、実際に働いてみると、これまで培ってきた経験が思っていた以上に今の仕事に活かされていると感じますし、それができる環境が当社にはあると思います。
味の素社の障がい者雇用はまだ発展途上の部分もあります。だからこそ、これから入社される方々の視点や経験が、より良い環境づくりにつながっていくと思っています。
私自身もそうですが、新しいことに挑戦する中で見える景色や得られる経験があります。味の素社という環境の中で、それぞれの経験や強みを活かしながら、一緒に新しい挑戦をしていけたら嬉しいですね。

上司からのメッセージ

Jさんは、新しい環境でも持ち前の丁寧さと明るく前向きな姿勢で仕事に取り組み、周囲からの信頼を集めています。これからもJさんらしく、いきいきと活躍の場を広げていってくださることを楽しみにしています。