まずはこれまでのご経歴と、転職を考えたきっかけを教えてください。
前職では主に日本語教師として働いていました。大学院では外国語としての日本語教育を専門に学び、その後、日本国内の日本語学校やオーストラリアの高等教育機関での日本語指導、さらに私立中高一貫校では国語教育の一環としての日本語教育に携わるなど、一貫して教育の分野でキャリアを積み、教育の仕事そのものには大きなやりがいを感じていました。
ただ、将来を見据えたときに、今後も長く働き続けるためのキャリアについて考えるようになりました。私自身、障がいがあることもあって、自分の体力を考慮した働き方については以前から意識していました。年齢を重ねる中で、この先も長く働き続けることを考えたときに、「今のうちに新しい仕事にも挑戦した方がいいのではないか」と思うようになり、転職活動を始めました。
転職活動ではどのようなことを重視していましたか。
もちろん、自分の体力や特性を踏まえて、無理なく働き続けられる環境であることは大切にしていました。在宅勤務やフレックス制度といった働き方の柔軟性は、その意味でも重要なポイントでした。その上で、転職先を考える中で以前から魅力を感じていたメーカー業界に挑戦したいという思いがありました。
これまで教育の仕事に携わる中で、人の成長という目に見えない価値を提供してきました。やりがいのある仕事ではありますが、商品という目に見える価値を届けるメーカーの仕事にも魅力を感じていました。
メーカーは自分たちがつくったものがお客様の手に届き、その評価が直接返ってきます。何か課題があれば自分たちで向き合い、改善していく。そうした仕事のあり方に誠実さを感じていました。
味の素社への入社を決めた理由を教えてください。
味の素社に魅力を感じた理由の一つが、グローバルに事業を展開していることでした。
これまで日本語教育を通じて、さまざまな文化やバックグラウンドを持つ方々と関わってきまして、そうした経験や視点を活かせる環境で働きたいという思いがありました。味の素社は食品だけでなく、アミノサイエンスを軸に世界中で幅広い事業を展開しています。グローバルな事業の広がりに魅力を感じましたし、自分自身も将来的にそうした環境に携わっていけるのではないかと感じました。
また、選考を通じて仕事内容を具体的にイメージできたことも大きかったですね。障がい者採用ではオープンポジションの募集も多いのですが、私は異業種からの転職だったため、実際にどのような仕事を担当するのかが見えることを重視していました。面接の段階から仕事内容について具体的に説明いただいたことで、自分が働く姿を想像することができました
もう一つ印象に残っているのが、面接で本社を訪問した際のことです。来客対応をしてくださった方が障がいのある社員の方だったのですが、その方が自然に働いている姿を見て、自分自身が味の素社で働くイメージをより具体的に持つことができました。実際に活躍されている方にお会いできたことも、入社を決める後押しになったと思います。



