味の素社でもデジタルマーケティングを担当されているのですか?
はい。家庭用事業部、調味料事業部、コミュニケーションデザイン部と組織名称は変化しましたが、一貫してデジタルコミュニケーション領域の役割と守備範囲を拡張してきました。現在も「AJINOMOTO PARK」を中核に、オウンドメディア、SNS、コミュニティ、データ基盤の運営を担っています。加えて、全社横断型プロジェクトの推進にも携わり、ファンベースマーケティングをベースにしたファン作りを推進しています。

デジタルを手段に
生活者との関係性そのものを設計する
私は一貫してデジタルマーケティング領域でキャリアを重ねてきました。広告代理店時代には飲料メーカーの統合マーケティング業務を推進し、その後、通信事業会社ではデジタルマーケティングの企画立案から実行、改善までを一貫して担いました。デジタルを起点にした企画設計やインサイト発見を通じて、商品・サービスの価値を高めていくことに大きなやりがいを感じていました。しかし、エージェンシーでの仕事は、どうしてもクライアントの契約期間内でのサービス提供にとどまってしまいます。もっと生活者の暮らしに直結する領域で、自分のアイデアや設計した仕組みが生活者の選択や行動につながり、社会にポジティブな影響を与える仕事に、長期的な視点で取り組みたい。そう考え、味の素社への転職を決めました。

はい。家庭用事業部、調味料事業部、コミュニケーションデザイン部と組織名称は変化しましたが、一貫してデジタルコミュニケーション領域の役割と守備範囲を拡張してきました。現在も「AJINOMOTO PARK」を中核に、オウンドメディア、SNS、コミュニティ、データ基盤の運営を担っています。加えて、全社横断型プロジェクトの推進にも携わり、ファンベースマーケティングをベースにしたファン作りを推進しています。
最も大きな役割は、企業戦略に沿った形で、各事業やプロジェクトの方向性を示すことです。デジタルコミュニケーションの在り方は時代とともに変化します。現在は、ファンベースマーケティングのサイクルを構築することがマーケティングデザインセンターの大きな目標です。その実現に向け、オウンドメディアやSNSにどのように取り組みを組み込むかを日々検討しています。

個別施策や単体メディアの成果を見るだけでなく、全社としてデジタルをどう活用し、持続的にファンを育てていくかを設計・実装することにやりがいを感じます。また、味の素社にはチャレンジを尊ぶ風土が根付いており、組織や従来の役割分担を前提にせず、課題起点で仕組みを組み替えながらチャレンジできることもモチベーションになっています。例えばクラシコム社と協業で行った商品開発プロジェクトや、当社のレシピデータを蓄積するメニューデータベースのリニューアルプロジェクトは、自ら発案し推進したプロジェクトです。当社の技術が詰まったレシピが蓄積された膨大なメニューデータはそれ自体が大きな資産です。このように、会社の方向性と自分のやりたいこと、そしてそれが事業成果にどうつながるかを明示できれば、チャレンジが認められる風土があります。

生活者との「出会い・つながり・はぐくみ」を一貫して設計できる、戦略的なファンづくりの型を確立することが目標です。その型を通じて、100年先も選ばれ続けるブランドづくりに貢献していきたいと考えています。デジタルはそのための手段であり、関係性を可視化し、事業成長と生活者価値の両立を支える基盤です。日本での成功事例を着実に積み上げ、将来的には海外にも展開できる再現性のある形へと発展させていきたいと考えています。この取り組みは、一部の専門人財だけで完結するものではありません。横断的な連携を前提に、横糸と縦糸を紡ぎ続けられる組織の在り方そのものを、次の世代に手渡していきたいと考えています。
※各社員の役職/所属組織は、2026年1月時点のものです