【市販ルウなし】シチューレシピ5選!おかず・スープをプラスして栄養満点の献立に

「クリームシチュー」は、ホワイトルウの優しい味わいで、心も体も温まりますよね。チキンやシーフード、ごろごろ野菜など、様々な具材で楽しめるのも魅力のひとつです。
この記事では、ルウを使わない基本のレシピから変わり種のレシピまで、クリームシチューのレシピを5つ紹介します。
また、クリームシチューに合うおかずやスープも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、栄養バランスの整った献立を考えるなら、無料の献立アプリ「未来献立®」の利用も選択肢のひとつです。
クリームシチューは市販のルウがなくてもつくれる!

クリームシチューは、薄力粉をバターなどで炒めて調理した「ホワイトルウ」を使った定番料理です。肉類や魚介類、野菜、きのこなど様々な食材と相性がよく、具沢山にすることで栄養豊富になります。
市販のルウを使用すると手軽につくれますが、バターや小麦粉、牛乳、顆粒コンソメで手づくりすることも可能です。
【ルウ不使用】クリームシチューのおすすめレシピ5選
次章では、「AJINOMOTO PARK」で紹介しているレシピの中から、ルウを使わない基本のクリームシチューをはじめ、鮭やシーフードを使ったシチュー、カレー風味の変わり種まで5つのレシピを紹介します。
- ルウいらず☆チキンクリームシチュー
- 鮭のクリームシチュー
- シーフードクリームシチュー
- 豚ヒレ肉のクリームシチュー
- ぶりのカレークリームシチュー
ルウいらず☆チキンクリームシチュー

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
ルウ不使用でつくれる、鶏もも肉や野菜がごろごろ入った食べ応え満点のクリームシチューレシピです。
鶏もも肉は、最初にフライパンで焼き色をつけることで香ばしく仕上がります。さらに、焼いた後に一度取り出しておくことで、火がとおり過ぎて固くなるのを防げます。
調理時間の目安:45分
材料<4人分>
- 鶏もも肉:1枚
- 塩:小さじ1/2
- じゃがいも:2個
- 玉ねぎ:1個
- にんじん:1本
- ブロッコリー:1/2個(150g)
- 薄力粉:大さじ3
- 【A】牛乳:2・1/2カップ
- 【A】水:2カップ
- 【A】コンソメ(顆粒):小さじ2
- 【A】ローリエ:1枚
- 【B】塩:小さじ1
- 【B】こしょう:少々
- 白ワイン:大さじ1
- バター:大さじ2
- サラダ油:大さじ1
つくり方
- じゃがいもは4等分に切る。玉ねぎはくし形、にんじんは乱切りにする。ブロッコリーは小房に分け、下茹でする。鶏肉はひと口大に切って塩で下味をつけ、フライパンで軽く焼き色をつけてから取り出す。
- 鍋にバター大さじ1、油を中火で熱し、1.の玉ねぎを入れてサッと炒める。1.のじゃがいもを加えて炒めあわせ、次に1.のにんじんを加え、全体に油がまわるまで炒める。
- いったん火を止めて薄力粉をふり入れ、全体を混ぜたら中火にかけて炒める。【A】を加えて煮立たせる。
- ポコポコと煮立つくらいの火加減にし、15~20分ほどじゃがいもに火が通るまで、底が焦げないように途中かき混ぜながら煮る。
- 1.の鶏肉を戻し入れ、Bを加えて5分煮て、1.のブロッコリー、白ワイン、バター大さじ1を加えて味を調える。
鮭のクリームシチュー

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
鮭のうま味が溶け出した、ほっこり味のクリームシチューです。魚介類の中でも臭みが出にくい鮭は、クリームシチューなどの煮込み調理に使いやすい食材のひとつです。
鮭は崩れやすいため、両面焼いた後に一度取り出し、煮込む前に再度加えましょう。
調理時間の目安:50分
材料<4人分>
- 生鮭・大:2切れ
- 【A】塩:少々
- 【A】こしょう:少々
- 薄力粉:適量
- 玉ねぎ:1/2個
- じゃがいも:4個
- にんじん・小:1本(130g)
- マッシュルーム:100g
- 白ワイン:大さじ1
- ブロッコリー:1/2個
- 【B】水:1カップ
- 【B】コンソメ(顆粒):小さじ2
- 【B】ローリエ:1枚
- 【C】バター:大さじ2
- 【C】薄力粉:大さじ2
- 牛乳:2カップ
- 塩:小さじ2/3
- こしょう:少々
- サラダ油:小さじ1
- バター:大さじ1
つくり方
- 鮭は4等分に切って【A】で下味をつけ、薄力粉をまぶす。フライパンに油を熱し、鮭を入れて両面を焼きつける。
- 玉ねぎは縦1cm幅のくし形に切る。じゃがいもは4等分に切って水に10分ほどさらし、水気を拭く。
- にんじんは、太い部分は縦4等分に切り、1.5cm幅のいちょう切りにする。細い部分は縦半分に切り、1.5cm幅の半月切りにする。マッシュルームは縦半分に切り、白ワインをふる。
- ブロッコリーは小房に分け、大きいものはさらに縦2~4等分に切って塩少々(分量外)を入れた熱湯で1分ほど茹で、ザルに上げて水気をきる。
- 鍋にバターを溶かし、2.の玉ねぎを入れて炒め、しんなりしてきたら、2.のじゃがいも、3.のにんじん・マッシュルームを加えてさらに炒める。
- 【B】を加え、煮立ってきたら、火を弱めてアクを取り、1.の鮭をのせ、蓋をして10分ほど煮る。
- 別の鍋に【C】を入れ、フォークでバターを切るようにして粉と混ぜあわせ、牛乳を加えて火にかける。
- 煮立つ寸前に火を弱め、塩・こしょうで調味し、6.に加えて溶きのばし、トロリとするまで煮る。4.のブロッコリーを加え、ひと煮する。
シーフードクリームシチュー

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
えびやはまぐり、帆立貝柱を使った、海の幸香るシーフードクリームシチューのレシピです。
魚介を炒めた後、白ワインで蒸し焼きにすることで魚介類特有の臭みを消し、さらにうま味を引き出すことができます。
調理時間の目安:30分
材料<4人分>
- えび・殻つき:8尾
- はまぐり:8個
- 帆立貝柱:8個
- 玉ねぎ:1/2個
- 白ワイン:大さじ3
- バター:30g
- 薄力粉:30g
- 【A】水:400ml
- 【A】牛乳:400ml
- コンソメ(顆粒):小さじ2
- ローリエ:1枚
- 塩:少々
- 白こしょう:少々
- オリーブオイル:小さじ2
- パセリのみじん切り:適量
つくり方
- えびは背ワタを取り、立て塩をして真水で洗い、水気をきる。はまぐりは塩水(分量外)につけて砂出しし(時間外)、流水でこすり洗いする。玉ねぎは薄切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、1.の玉ねぎを入れて炒め、しんなりしたら、1.のえびを加えて炒める。
- えびの色が変わったら、1.のはまぐり、帆立を加えて炒め、白ワインをふってフタをし、はまぐりの殻が開くまで蒸し焼きにし、いったん取り出す。
- 同じ鍋にバターを入れて溶かし、薄力粉を加えて炒める。粉っぽさがなくなったら、火からおろし、ぬれふきんの上に置いて鍋底を冷まし、【A】を少しずつ加えてのばす。
- コンソメ(顆粒)、ローリエを加えて再び火にかけ、沸騰直前で弱火にする。とろみがついてきたら、3.を戻し入れて温め、塩・白こしょうで味を調える。
- 器に盛り、パセリを散らす。
豚ヒレ肉のクリームシチュー

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
食べ応え抜群の豚ヒレ肉と、ごろごろ野菜が入った具沢山のクリームシチューです。かぶは煮崩れしやすいため、加えた後は煮込みすぎないように注意しましょう。
調理時間の目安:30分
材料<4人分>
- 豚ヒレ肉・かたまり:200g
- 塩:小さじ1/3
- こしょう:少々
- 玉ねぎ・みじん切り:1/2個(100g)
- しめじ:1パック
- にんじん:1本
- じゃがいも:2個
- かぶ・小:3個
- 水:1カップ
- ローリエ:1枚
- 牛乳:1・1/2カップ
- 塩:小さじ2/3
- こしょう:少々
- バター:大さじ1
- 【A】薄力粉:大さじ1
- 【A】バター:大さじ1
- パセリ・みじん切り:少々
- サラダ油:大さじ1/2
つくり方
- 豚肉は縦半分にした後1cmの厚さに切り、塩・こしょうをふる。
- しめじは小房に分け、にんじんは8mm幅の輪切り、じゃがいもは4等分に切り、水に10分ほどさらす。
- かぶは茎を3cmほど残して葉を切り、皮をむいて縦4等分に切り、水に10分ほどさらし、茎の中の泥などを取る。
- 鍋に油を熱し、1.の豚肉を炒めて取り出す。
- 鍋にバターを溶かし、玉ねぎをしんなりするまで炒める。2.、3.の野菜を加えて炒めあわせ、水を加える。
- 煮立ったら4.の豚肉を戻し入れ、ローリエを加えて蓋をし、10分ほど煮る。牛乳を加え煮立て、弱火にして塩・こしょうで味を調え、混ぜあわせた【A】を加えてとろみをつける。
- 器に盛り、パセリをふる。
ぶりのカレークリームシチュー

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
ぶりが入った、カレー風味の変わり種クリームシチューのレシピです。魚介の香りと野菜の甘みで奥深い味わいになります。さらに、生クリームが入ることでカレー風味でも辛くならずマイルドになり、コクもアップします。
調理時間の目安:25分
材料<2人分>
- ぶり:2切れ
- 【A】うま味調味料:少々
- 【A】塩:少々
- 【A】こしょう:少々
- 玉ねぎ:1/4個
- じゃがいも・小:1個(90g)
- にんじん:1/3本
- 芽キャベツ:4個
- バター:10g
- 【B】コンソメ(顆粒):小さじ1
- 【B】白ワイン:大さじ1
- 【B】水:1カップ
- カレー粉:小さじ1
- 生クリーム:1/2カップ
- 塩:少々
- こしょう:少々
つくり方
- ぶりはひと切れを2つに切り、【A】をふる。
- 玉ねぎは縦に薄切り、じゃがいもは小さめの乱切りにし、にんじんは4cm長さ、7mm角の棒状に切る。
- 鍋にバターを溶かし、2.の玉ねぎをしんなりするまで炒める。
- 1.のぶりを並べ入れ、【B】、2.のじゃがいも・にんじん、芽キャベツを加え、カレー粉をふり、煮立ったら弱火にし、蓋をして12~13分煮る。
- 生クリームを加えてひと煮立ちさせ、塩・こしょうで味をととのえる。
クリームシチューメインの献立に合うおかず
牛乳のクリーミーな味わいの、クリームシチューに合うおかずを、「AJINOMOTO PARK」で紹介するレシピの中から2品紹介します。
- ゴルゴンゾーラときのこのサラダ
- キャロットラペ
ゴルゴンゾーラときのこのサラダ

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
ゴルゴンゾーラチーズの独特の風味とコク、くるみの食感がアクセントになった、きのこ類のうま味たっぷりのサラダです。
オリーブオイルやレモン汁でつくる、癖のないさっぱりしたドレッシングが特徴で、シチューとの相性も抜群な一品です。
調理時間の目安:15分
材料<2人分>
- エリンギ:1パック
- しめじ:1パック
- 塩:少々
- ゴルゴンゾーラチーズ:30g
- サラダほうれん草:1束
- くるみ:20g
- 【A】オリーブオイル:大さじ1
- 【A】はちみつ:大さじ1(15g) ※代用
- 【A】レモン汁:大さじ1
- 【A】塩:小さじ1/3
- 【A】黒こしょう:少々
- オリーブオイル:大さじ1
つくり方
- エリンギは横3cmの長さに切って薄切りにし、しめじは小房に分ける。ゴルゴンゾーラチーズは1cm角に切り、サラダほうれん草は4cmの長さに切る。くるみは粗く刻む。
- 【A】を混ぜあわせてドレッシングをつくる。
- フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、1.のエリンギ・しめじを加えて炒め、塩を加えてサッと炒めあわせる。
- 器に1.のサラダほうれん草、3.のエリンギ・しめじを盛り、1.のくるみ・ゴルゴンゾーラチーズを散らし、2.のドレッシングをかける。
キャロットラペ

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
食材はにんじんとスライスアーモンドのみで、さっと手軽につくれる副菜レシピです。鮮やかなオレンジ色がテーブルに映え、食卓の彩りを豊かにします。味はさっぱりとした風味で箸休めにもおすすめです。
調理時間の目安:10分
材料<2人分>
- にんじん・正味:1本(145g)
- 塩:少々
- 【A】湯:大さじ1
- 【A】コンソメ(顆粒):小さじ1
- 【B】酢:大さじ1
- 【B】オリーブオイル:大さじ1/2
- 【B】砂糖:小さじ1
- 【B】こしょう:少々
- スライスアーモンド:大さじ1
- パセリのみじん切り:適量
つくり方
- にんじんは5cmの長さの千切りにし、塩をまぶして5分おき、水気が出たら軽く洗って、水気をしぼる。
- ボウルに【A】を入れて混ぜ、コンソメ(顆粒)が溶けたら、【B】を加えて混ぜあわせ、1.のにんじん、アーモンドを加えてあえる。
- 器に盛り、パセリをふる。
クリームシチューがメインの献立に合うスープ
牛乳のクリーミーな味わいの、クリームシチューに合うスープを、「AJINOMOTO PARK」で紹介しているレシピの中から3品紹介します。
- レンチントマトスープ
- ミネストローネ風スープ
- 白菜のスープ野菜
その他、時短でつくれるスープのレシピについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
レンチントマトスープ

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
生のミニトマトを使った、フレッシュなスープです。電子レンジで時間をかけず簡単につくれるため、もう一品が欲しい時にもおすすめです。
調理時間の目安:3分
材料<2人分>
- ミニトマト:8個(80g)
- 【A】水:1・1/2カップ
- 【A】コンソメ(顆粒):小さじ2
- 黒こしょう:少々
つくり方
- ミニトマトはヘタを取り、十文字に切り目を入れる。耐熱カップに半量ずつ入れ、【A】を半量ずつ加える。
- ラップをかけて電子レンジ(600W)で2分30秒加熱し、黒こしょうをふる。
ミネストローネ風スープ

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
野菜がごろごろ入った、食べ応え抜群のスープです。顆粒コンソメを使ったミネストローネ風の味付けで、クリームシチューともよく合い、心も体もほっこり温まります。
調理時間の目安:15分
材料<4人分>
- じゃがいも:1個
- 玉ねぎ:1/2個
- キャベツ:1枚
- にんじん:1/3本
- 【A】水:4カップ
- 【A】コンソメ(顆粒):小さじ4
- パセリのみじん切り:少々
つくり方
- じゃがいも、玉ねぎ、キャベツ、にんじんは1cm角に切る。
- 鍋に【A】、1.のじゃがいも・玉ねぎ・キャベツ・にんじんを入れて煮る。
- 火が通ったら、器に盛り、パセリを散らす。
白菜のスープ野菜

出典:味の素株式会社「AJINOMOTO PARK」
トロトロの白菜と、ごろごろボリューミーなブロックベーコンが食欲をそそるスープです。ベーコンのうま味がスープの中に溶け出し、奥深い味わいに仕上がります。
調理時間の目安:10分
材料<2人分>
- 白菜:2枚
- ベーコンブロック:50g
- 【A】水:300ml
- 【A】コンソメ(顆粒):小さじ2
つくり方
- 白菜はひと口大のそぎ切りにし、ベーコンは1cm幅のひと口大に切る。
- 鍋に1.の白菜・ベーコン、【A】を入れて火にかけ、煮立ったら、弱火にして5分ほど煮る。
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クリームシチューは、一皿で肉や魚介類、野菜などが摂れて、比較的栄養バランスが整いやすい料理のひとつです。より栄養バランスを整えるには、クリームシチューの他にも、おかずやスープなどを加えた献立を考えましょう。
とはいえ、栄養バランスを意識した献立を考えたいと思っても、日々の生活の中に取り入れるのは簡単ではありません。
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いろいろな食材でクリームシチューを楽しもう
クリームシチューは、様々な食材と相性が良い料理です。いろいろな具材にチャレンジして楽しみましょう。
また、クリームシチューにおかずやスープをあわせて、栄養バランスを意識することも大切です。この記事で紹介したクリームシチュー、おかず、スープのレシピもぜひ参考にしてください。
献立に悩んだら、「未来献立®」の活用がおすすめです。

監修者
金丸 利恵(かなまる りえ)
おうちごはん研究家、管理栄養士、分子栄養学カウンセラー
大手企業での栄養士業務、レシピ開発を担当。保健指導では2000名以上の食事指導を行う。その後独立し、料理教室を主宰し、食育やダイエットサポートなどあらゆる世代の食と健康に関わる。「食べることは、生きること」をモットーに、栄養指導やセミナーを通じて、食と栄養の大切さを伝えている。スーパーで買える身近な食材で、健康的に美味しく簡単に作れるレシピに定評がある。