PRESS RELEASE

味の素㈱、環境負荷低減に貢献した企業として
令和4年度「海運モーダルシフト大賞」を受賞
~味の素㈱とF-LINE㈱が協調してCO2を削減~

 味の素株式会社(社長:藤江 太郎 本社:東京都中央区)はこの度、F-LINE株式会社(社長:本山 浩 本社:東京都中央区、以下F-LINE社)とともに、エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会が選出する令和4年度エコシップマーク認定事業者に選定され、5月26日に国土交通省が実施した令和4年度の「海事局長表彰」にて「海運モーダルシフト大賞」を受賞しました。

 国土交通省は、荷主企業および物流事業者等が一体となった環境負荷が少ない海上貨物輸送へのモーダルシフトを促進しており、また積極的に取り組んでいる企業に対して、エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会がエコシップマークの使用を認めています。
 令和4年度は、エコシップマーク認定事業者に27社が選出され、その中でも特に革新的で、最も環境負荷低減の貢献度が高い企業として、当社とF-LINE社が「海運モーダルシフト大賞」を受賞しました。

「海事局長表彰」にて、当社物流企画部長 堀尾 仁(前列左から2番目)、
F-LINE社専務取締役 坂本 隆志氏(同3番目)

 当社は、SDGsの意識が浸透する前の1995年から、製品等の輸送方法をトラックなどの自動車輸送から鉄道や海上輸送といった環境負荷が少ない方法へ転換するモーダルシフトの活動を行っています。

 今回受賞対象となったのは、国内食品生産体制の再編に合わせて、CO2削減、自然災害リスク低減、物流業界の人材不足対策を目的とした物流ネットワークの再編をF-LINE社と協調して行い、主力生産拠点の一つである三重エリアから東北エリアへの輸送を、全てトラック輸送からフェリー(太平洋フェリー)による直送型の海上輸送に変更した取り組みです。これにより、CO2削減による環境負荷低減やトラックドライバー労働時間削減による人材不足対策のみならずコストダウンも実現し、当社の経営の基本方針である事業を通じて社会課題を解決し、社会とともに価値を共創していくASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)経営の実践につなげることができました。

 味の素グループは、2030年度までに「環境負荷50%削減」のアウトカムを実現するため、これからも持続可能な物流体制を構築していきます。