PRESS RELEASE

飼料用アミノ酸製品の製造方法に関する米国特許権侵害訴訟
CJグループによる和解金支払いにより終結

 味の素株式会社(社長:西井 孝明 本社:東京都中央区)および味の素ヘルス・アンド・ニュートリション・ノースアメリカ社(社長:坂本 次郎 本社:米国イリノイ州アイタスカ市)は、飼料用アミノ酸トリプトファン製品を米国に輸入・販売する、韓国のCJ CheilJedang社(シージェイ チェイルジェダン社 CEO:カン シン ホウ 本社:韓国ソウル特別市、以下CJCJ社)およびその傘下企業2社の3社(以下CJグループ)を被告として2016年5月10日(現地時間)にアメリカ国際貿易委員会およびニューヨーク南部連邦地方裁判所に特許権侵害訴訟を提起していましたが、この度、CJグループとの和解条件の合意に至りました。当社はCJグループより和解金を受領し、これに伴い本訴訟を取り下げます。当社特許権は引き続き有効に存続します。

 なお、2016年5月にドイツのデュッセルドルフ地方裁判所において当社が提起した、CJCJ社およびその関連企業に対するトリプトファンの製造方法に関わる特許権侵害訴訟については、今回の和解の対象には含まれておりません。

 味の素グループは、100年以上にわたるアミノ酸研究で培った知見と技術を活かし、健康課題解決にさらに貢献できるよう、研究を継続していきます。特許権はじめ知的財産権の侵害はこのような研究の努力を阻害するものと考えており、引き続きその権利を守るため正当な法的保護を求めていく考えです。

参 考
2016年5月11日付プレスリリース
味の素㈱、米国および欧州でトリプトファン特許侵害訴訟を提起
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/presscenter/press/detail/2016_05_11.html