味の素㈱、多様化する生活者ニーズに基づく
顧客課題の解決に向けてスタートアップ企業との協業開始

　味の素株式会社(社長：西井孝明　本社：東京都中央区)は、完全栄養の主食を開発・販売するスタートアップ企業であるベースフード株式会社（社長：橋本舜　本社：東京都目黒区　以下ベースフード社）と、2020年12月11日に協業に関する取引契約を締結しました。

　外出自粛による在宅時間の増加に伴い、生活者の健康に対する意識が高まり、食に対するニーズの多様化が急速に進んでおり、個々の生活者ニーズに対応するために、最新の技術を活用して新しい食品や調理法を開発する企業の取り組みが注目されています。このような状況において当社は「生活者ニーズに基づく顧客課題の解決」に向けて、開発・調達・企画・生産・販売・物流という食品製造販売のバリューチェーンに関する当社の知見を活用し、共通の社会課題解決を目指すスタートアップ企業との取り組みを行うこととしました。

　そしてこの度、「おいしく、つい食べたくなる完全栄養の主食を、多くの生活者に届けることで、『健康が当たり前の社会』を実現する」ことを目指すベースフード社と協業を開始します。当社の「おいしさ設計技術」^※を生かし、味覚官能評価分析をはじめとしたソリューションを通じて、ベースフード社が販売する「BASE BREAD」「BASE PASTA」の製品開発をサポートし、また、当社製品と組み合わせて外食産業へ提案等を行うことで、販売チャネルを開拓します。

　当社は今後もこのようなスタートアップ企業との新しい取り組みを進め、生活者に安心しておいしく召し上がっていただける製品をお届けするとともに、食に関わる多様な価値を形にできるよう、業務用領域における付加価値の高いソリューション提供の実現を図り、食と健康の課題解決に貢献することを目指します。

（１）	会社名	：	ベースフード株式会社 https://basefood.co.jp/
（２）	所在地	：	東京都目黒区
（３）	設立時期	：	2016年4月
（４）	代表者	：	代表取締役社長　橋本 舜
（５）	従業員数	：	19名
（６）	業務内容	：	完全栄養の主食の開発・販売