PRESS RELEASE

味の素㈱ 2021年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、最近の業績の動向を踏まえ、2020年5月25日に公表した2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の通期連結業績予想を、下記の通り修正しましたのでお知らせします。

1.通期連結業績予想数値の修正(2020年4月1日~2021年3月31日)

(単位:百万円)
  売上高 事業利益 親会社の所有者に
帰属する当期利益
基本的1株当たり
当期利益(円)
前回発表予想(A) 1,048,000 78,000 22,500 41.02
今回発表予想(B) 1,057,000 90,000 32,000 58.37
増減額(B-A) 9,000 12,000 9,500 -
増減率(%) 0.9% 15.4% 42.2% -
(参考)
前期実績
(2020年3月期)
1,100,039 99,236 18,837 34.37

2.修正の理由
 2020年5月25日公表の業績予想に対して、売上高、事業利益、親会社の所有者に帰属する当期利益を修正しました。
 売上高については、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)のグローバルでの拡大に伴い、調味料・食品セグメント及び冷凍食品セグメントにおいて、巣ごもり需要の伸張により家庭用製品の販売が増加した一方、外食用・業務用はロックダウン等の影響により需要が減少し、厳しい販売状況が継続しています。当該影響は前回予想でも織り込んでおり、売上高は概ね前回予想通りに推移していますが、北米での冷凍食品の販売が前回予想を上回る見込みです。
 事業利益については、調味料・食品セグメント及び冷凍食品セグメントにおいて、北米での冷凍食品の販売増、プロダクトミックス等による採算性向上、経費の削減等により、両セグメントの事業利益は前回予想を上回る見通しです。加えて、ヘルスケア等セグメントにおいても、医薬用・食品用アミノ酸及び電子材料での販売増や採算性向上等により、同セグメントの事業利益は前回予想を上回る見通しです。
 親会社の所有者に帰属する当期利益についても、主に事業利益が前回予想を上回ることにより、前回予想を上回る見通しです。
 これらの結果、売上高、各段階利益ともに前回予想を上回る見通しとなりました。

 なお、本年度中において、COVID-19が経済活動や当社の業績に与える影響を合理的に見通すことは依然困難であり、今後の感染状況や経済等への影響を継続して注視し、業績予想の見直しが必要になった場合には、速やかに開示することとします。

 業績予想の前提となる為替レートについては、1ドル=105.00円で設定しています。


(注)1. 当社グループは、IFRSの適用にあたり、投資家、取締役会及び経営会議が各事業の恒常的な業績や将来の見通しを把握すること、取締役会及び経営会議が継続的に事業ポートフォリオを評価することを目的として、「事業利益」という段階利益を導入しています。当該「事業利益」は、「売上高」から「売上原価」、「販売費」、「研究開発費」及び「一般管理費」を控除し、「持分法による損益」を加えたものであり、「その他の営業収益」及び「その他の営業費用」を含まない段階利益です。
(注)2. 当社グループは、前連結会計年度より、包材事業を非継続事業に分類しています。従来より非継続事業に分類している物流事業とあわせ、非継続事業からの利益は四半期連結損益計算書上、継続事業と区分して、売上高、事業利益、税引前四半期利益は継続事業の金額を表示しています。
(注)3. 上記業績予想は、計画のもととなる前提、予測を含んで記載しています。実際の業績は、今後様々な要因やリスクによって上記予想とは異なる結果となる可能性があります。

以上