2018年2月20日
味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、小さな子どもを育てながら働く社員が、仕事と家庭を両立でき安心してキャリアを継続できる環境づくりを目的として、2018年3月1日、川崎事業所内に当社として初めて企業主導型保育事業を活用した事業所内保育所「アジパンダ® KIDS」を開設します。「アジパンダ® KIDS」の運営には、企業主導型保育事業の助成金を活用する予定です。
厚生労働省による“隠れ待機児童※2”数は、2016年4月1日時点で6万7,354人と前年よりも増加し、希望する時期に希望する保育所へ子どもを入所させることが困難な状態が続いています。
当社はこれまでダイバーシティの取り組みの中で、多様なライフスタイルの社員にとって働きやすい環境を整備してきましたが、出産後の復職や異動の際、子どもの保育所確保の難しさが社員のキャリア継続を妨げる要因となっていました。企業主導型保育事業を活用した事業所内保育所の設置に当たっては、子どもの成長環境としての安全性確保や長期的運営が必要とされることから、認可保育所に近い高い基準を満たすことが求められます。しかし当社では「性別、年齢、国籍、経験によらず、社員一人ひとりが互いに尊重し合い活躍する会社、社会」を目指し、個人のキャリアをつなぐ中で「女性も最も活躍する会社」を目指してダイバーシティを推進しており、待機児童課題に対応するべく本保育所を開設する運びとなりました。
今後は他の主要事業所の近隣地域に外部企業が運営する保育所との提携を進めます。2018年度は大阪地区と福岡地区にある企業主導型保育事業を活用した事業所内保育所と提携を行う予定です。さらに、それ以外の地域でも提携を検討し、子育て中の社員の異動の際、スムーズにキャリアを継続できるよう環境整備を進めていきます。
当社は2017-2019中期経営計画の重点戦略である、グローバル食品企業トップ10クラス入りに向けて、組織、人財、働き方の強化を通じ、社員がより活躍できる会社を目指し今後もダイバーシティを推進します。
【「アジパンダ® KIDS」の特長】
“食”と“健康”をコンセプトに、定員19名の小規模施設ながら自主調理ができるフルスペックのキッチンを設け、昼食とおやつは栄養士が施設内で調理を行います。子どもたちが調理風景を見て食と健康への興味を深めることができるよう、ライブキッチンをイメージし、保育室から調理室内が見える大きな窓を設置しました。保育プログラムでは、保育スタッフや栄養士による食育を行う予定です。
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