2015年6月5日
1. 原料(さとうきび等)を発酵しグルタミン酸(アミノ酸の一種で昆布等に多く含まれるうま味成分)
を作りだす発酵・粗製工程 2. グルタミン酸から調味料として使いやすいグルタミン酸ナトリウム(MSG)を作る精製工程 3. MSGに核酸(かつお節等に含まれるうま味成分)を合わせてうま味を強める倍散化工程 4. 倍散化したうま味調味料を様々な製品形態に合わせて包装する包装工程
これまで当社では、海外のグループ会社からグルタミン酸を輸入し、国内工場で精製工程、倍散化工程、包装工程を実施していましたが、今後は、国内と同じ厳しい品質基準※2に基づいて生産している海外のグループ会社で精製工程までを行い、国内工場で倍散化工程および包装工程を行います。
うま味成分は、単独で使うよりも、アミノ酸であるグルタミン酸と核酸であるイノシン酸やグアニル酸などを合わせることで、うま味が飛躍的に強くなること(うま味の相乗効果)が知られています。 当社は、国内で販売している「味の素®」にはこのうま味の相乗効果を活用しており、倍散化工程でMSGに核酸を加えることで、より強いうま味を持つ、国内市場向けだけの付加価値の高い製品に仕上げています。 当社では、今後も国内における「味の素®」の生産を継続し、市場に適した製品を安定的に提供していきます。
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