![]() 2013年3月29日
現在、「SAORI®」はインドネシア国内の委託工場とジャワ島東部のモジョケルト工場で生産していますが、今後も見込まれる需要増に備え、カラワン工場敷地内に新工場を建設します。これにより、委託工場およびモジョケルト工場生産分をカラワン工場に集約することが可能となり、効率よく、安定的に供給できる生産体制を構築できます。
カラワン工場内には、既に約35億円を投じて2012年12月に稼働した風味調味料「Masako®」の工場があり、それに続く増産対応となります。販売構成比の5割を占めるインドネシア西部への供給拠点として、また、中東・北アフリカなどのイスラム圏への供給基地として同工場を位置付けています。
インドネシア経済は人口増加(約2.4億人/2012年、IMF推計)と内需拡大により堅調に拡大しており、今後も一層の成長が見込まれています。当社は1969年より、調味料などを製造・販売し、インドネシアでの事業展開は40年以上の歴史があります。今では、当社グループにおいて、主力地域であるアジアの中心的役割を果たしています。
インドネシアの液体調味料市場は、経済発展に伴う生活水準の向上により急成長を続けており、年間約25万〜30万t、年率10%程度で伸長していると推定されます。その中で、当社の「SAORI®」は「オイスターソース」「テリヤキソース」のカテゴリーに属し、その市場規模は合計約1万t、年率約20%以上で伸長していると推定されます。(2012年度、当社推定)
「SAORI®」は「いつもの料理を新たなオリエンタル・テイストで簡単においしく調理できる」がコンセプトの液体調味料です。2005年の発売以来、現地の生活者から支持されており、購入しやすい小袋単位で販売していることに加え、現地でよく食べられる空芯菜や豆腐を使ったメニュー訴求も受け入れられており、年率30%程度で売上を拡大しています。現在、「オイスターソース」「テリヤキソース」ともに家庭用の液体調味料としてシェアトップを誇ります。
当社の海外液体調味料事業は、海外コンシューマーフーズの売上高1,835億円の中ではまだ小さいものの、市場自体は非常に大きく、経済成長に伴う簡便性ニーズの高まりで今後さらに拡大していく領域と考えています。当社は2011−13年中期経営計画において、確かなグローバルカンパニーとなるため、海外コンシューマーフーズ事業の強化・伸長を基本方針に掲げており、今回の生産設備の増強により、インドネシアでのさらなる事業拡大を図ります。
<インドネシア味の素社(P.T. Ajinomoto Indonesia)の概要>
<インドネシア味の素社 カラワン工場敷地内 液体調味料「SAORI®」工場の概要>
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