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味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、当社独自配合のアミノ酸素材である、 【「アラニン・プロリン高配合糖質混合物」について】 「アラニン・プロリン高配合糖質混合物」は、体内でエネルギー源となる糖の産生に関与する糖原性 アミノ酸(※1)であるアラニン(※2)とプロリン(※3)を高配合し、糖と組み合わせた当社独自配合のアミノ酸素材です。 長時間にわたって行うマラソンやサッカーなどの持久系スポーツでは、後半や終盤でのスタミナ切れや、いわゆる「バテ」を感じる主な原因として血糖値の低下があげられ、競技におけるパフォーマンスや成績に影響を与えることが課題とされています。このことから、血糖値を維持することの重要性や糖の摂取の必要性が指摘されていますが、これらのスポーツでは栄養摂取のタイミングが限られており、一度の摂取でより効果が持続できる素材が求められています。また、グリコーゲンは、体内に貯蔵することができ、必要な際に取り出して使えるエネルギー源であり、持久系スポーツの実施において、重要な役割を果たしています。 当社では、こうした課題に対して、これまで、運動前に、糖とアラニン、または、糖とプロリンを併用することにより、糖のみを摂取する場合と比較して、急激な血糖値の上昇を抑えつつ、さらに、長時間の運動後の血糖値や肝グリコーゲン(※4)の量の低下を抑制することを明らかにしてきました。 今回、アラニンとプロリンを組み合わせ、糖を配合した「アラニン・プロリン高配合糖質混合物」素材を運動時に摂取することにより、競技におけるパフォーマンスが向上する成果を確認しました。 【今回の研究内容】 今回の研究では、「アラニン・プロリン高配合糖質混合物」の、運動時の持久力向上効果を確認することを目的として、動物およびヒトにおける評価試験を実施しました。(第67回日本体力医学会にて発表)
2.ヒト摂取試験(JFAとの共同研究): 男子大学生サッカー部員20名に、「アラニン・プロリン高配合糖質混合物」、もしくプラセボ食品(※5)を摂取させ、サッカーゲーム形式の運動負荷をかけた後、Yo−Yoテスト(※6)(スピード持久力評価法)を行い、走行距離総数を測定しました。また、運動後に疲労感についてのアンケート調査も行いました。 その結果、両群間にサッカー形式の運動負荷時の走行距離には差がなかったにも関わらず、「アラニン・プロリン高配合糖質混合物」摂取群はプラセボ食品摂取群に比べて、疲労により運動の継続が困難になるまでの総走行距離が110m長くなりました。また、アンケートにおいても、「疲労感がやや軽減した」と回答した被験者数は、明らかに多くなりました。
以上の結果より、「アラニン・プロリン高配合糖質混合物」の摂取は、長時間運動する持久系スポーツを実施する際に、血糖値や肝グリコーゲン量を維持することによって、エネルギーを消耗することによる疲労感を抑えながら、運動終盤のパフォーマンスを向上すると考えられます。 当社は、今回得られた、「アラニン・プロリン高配合糖質混合物」持久力向上効果に着目し、今後、幅広い スポーツ実施者層の運動パフォーマンスを向上し、より健康的でより充実した運動の実践に貢献できるよう、研究を継続していきます。 ![]()
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