2012年10月17日
味の素グループ、「分散化」「複線化」により物流体制を強化
〜埼玉県久喜市に新物流センター設置、2014年4月より稼働予定〜
 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)の連結子会社の味の素物流株式会社(社長:田中宏幸 本社:東京都中央区)は、このたび、配送拠点の在庫の補充を行う補充拠点として、埼玉県久喜市に新物流センターを設置します。2014年4月からの稼動により、東西2ヶ所の補充拠点体制の構築を図り、「分散化」「複線化」による物流体制の強化を目指します。
 ※配送拠点に対して、工場で製造された製品を補充する拠点

 味の素グループでは東日本大震災発生後、全社のECP(Enterprise Continuity Plan)を進めており、対策の優先順位を「人命」「社会」「事業」とした基本方針を挙げ、(1)従業員・家族安全ステージ(2)支援・復旧ステージ (3)事業再開の3ステージに分け、策定・実行に取り組んでいます。東日本大震災の教訓を踏まえ、物流体制の見直しに着手し、得意先への供給不能リスクの軽減を図ります。

 先般の東日本大震災で、補充拠点の神奈川県川崎市の川崎物流センターの被災によって全国の配送拠点への補充機能が停止、安定供給が滞ったことを踏まえ、今回、在庫の「分散化」を図ります。具体的には、新物流センターを東日本の補充拠点とし、現在、兵庫県西宮市にある配送拠点に補充機能を持たせて西日本の補充拠点とすることで、東西2ヶ所の補充拠点体制を構築します。また、一方の補充拠点・配送拠点が被災しても、他方で代替できる、物流ネットワークの「複線化」も目指します。(下図参照)

<概念図>
 

 今回埼玉県久喜市に設置する物流拠点(補充拠点)は、本施策の重要な核となるものです。今後、現在の配送拠点の見直しもあわせて行い、有事における多様な輸送体制の検討も含め、効率的な物流ネットワーク体制の構築を目指します。
 
【味の素物流(株) 新東日本物流センター(仮称)概要】
1. 所 在 地 埼玉県久喜市北中曽根
清久工業団地周辺土地区画整理事業内
4街区2画地
2. 建屋構造 地上3階の当社グループの物流センターとして、初の「免震構造」を備える
3. 建屋構造 約33,170平方m
4. そ の 他 賃貸物件として確保する
5. 稼働予定 2014年4月
 
完成イメージ

報道関係の方向けお問い合わせ先:pr_info@ajinomoto.com
 
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