|
※: |
国連持続可能な開発会議(United Nations Conference on Sustainable Development)…世界首脳レベルが参加し、持続可能な開発に向けた経済、社会、環境のあり方を議論する会議。1992年以来、10年ごとに開催され、3度目となる今回は、6月20日〜22日、ブラジルのリオデジャネイロにおいて、持続可能な開発及び貧困撲滅の文脈におけるグリーン経済、持続可能な開発のための制度的枠組みをテーマに議論が行われる。 |
味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、この度ブラジル・リオデジャネイロにて開催される国連持続可能な開発会議「リオ+20」(以下リオ+20)に併せて、同じくリオデジャネイロのアスリートパークに2012年6月13日から24日まで開設される日本パビリオンに出展し、日本発の食のグローバルカンパニーとして、世界の食資源の持続性についての提言を行います。 |
|
 |
現在、地球上の人口は約70億人ですが2030年には83億人に達するとの予測があります。(出典:UN, World Population Prospects: The 2010 Revision)世界的な人口増加が進む中で、食資源の持続性は世界共通の課題となっています。
今回味の素グループは「リオ+20」日本パビリオンのブースにおいて、“Good eating=Green eating”をスローガンに、このような課題に対する以下の取り組みを紹介します。
|
・自然資源を守り、育む
・資源を活かしきり、循環させる
・低炭素社会への取り組み
・健康でサステナブルなライフスタイルへの提言
|
 |
味の素グループは「リオ+20」が開催されるブラジルで、50年以上にわたって事業を展開しています。
世界最大の砂糖生産国であるブラジルでは、サトウキビから採った粗糖を原料にして、うま味調味料 「味の素®」や、飼料用アミノ酸などの製造を行っており、重要な生産拠点となっています。現在ブラジルには4つの生産拠点があり、その一つであるサンパウロ州のラランジャル・パウリスタ工場では、サトウキビから 「味の素」を製造し、そこで発生した副生物を肥料としてサトウキビ畑に散布することで、再びサトウキビの育成を促進するという取り組みを行い、地域の発展に貢献しています。(バイオサイクル)
当社では、世界9ヶ国で同様の取り組みを進めています。
2012年、当社は10億円を投じ、サトウキビのバガス(搾り粕)を燃料として用いる大規模なバイオマスボイラーを導入しました。
これにより工場全体の7割の蒸気を供給するとともに、年間約24,000tのCO2排出量削減を見込んでおり、地域の資源を無駄なく活用するサイクルを確立します。(次ページ図参照)
味の素グループは、“食”と“健康”、そして“いのち”のために働くことをグループ理念に掲げ、21世紀の人類社会の課題を「地球持続性」「食資源」「健康な生活」の3つに整理し、今後も事業を通じてこれらの課題解決に貢献していきます。
|
|
 |
【参考資料】
1. |
日本パビリオン |
|
「リオ+20」開催にあわせて外務省が主導で日本の環境技術を展示。“日本の環境技術・グリーンイノベーション”“世界の持続可能な開発に向けた日本の貢献”をメッセージとした展示を行います。
|
|
2. |
当社ブース(説明)画像 |
 |
|
3. |
味の素グループ 「リオ+20」スローガン “Good eating=Green eating” |
Creating a food-future good for people, good for the earth.
「70億人 の『食』を変えると、きっと世界は変わるはず。
ただおいしいだけでなく、栄養バランスがすぐれているだけでもなく、
この星の自然をはぐくみ、人も地球も健康にする。
味の素グループは、そんな、新しい「食の未来」を創っていきます。」
|
|
4. |
ラランジャル・パウリスタ工場での「バイオサイクル」のフロー |
 |
|
5. |
当社の環境への取り組みについて
「環境への取り組み」サイト:http://www.ajinomoto.co.jp/activity/kankyo/
|
|