味の素グループ、インドで医薬中間体事業の合弁会社設立
〜医薬中間体事業のさらなる強化を図る〜
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味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)の100%子会社である味の素オムニケム社(社長:Gwin Bompas 本社:ベルギー/ルーバン・ラ・ヌーブ、以下オムニケム社)は、インドで原薬および製剤の製造販売を行っているグラニュールズ社(社長:Krishna Prasad 本社インド/ハイデラバード)と合弁会社・グラニュールズ・オムニケム社(Granules OmniChem Private Ltd.)を設立することで合意し、7月14日に合弁事業契約を締結しました。
新会社は、医薬中間体および原薬の製造を行う会社で、2011年7月に設立予定。インドのアンドラ・プラデシュ州のビシャーカパトナム区にある経済特区内に工場建設(2011年11月に建設着手)し、2013年1月を目処に生産を開始する予定です。また、将来の投資を含めた総投資額は、約20−25百万ドルを計画しています。
製薬業界を取り巻く環境は、2010年問題(2010年前後に大型医薬品の特許が一斉に切れ、各製薬会社が多大な影響を受けるとされている問題)、医療費抑制、新薬認可数の減少等により、大きく変化しています。各社は生き残りのために戦略転換を迫られており、生産機能のアウトソーシング、特に原薬の製造委託が増加しています。このような製薬業界の変化に伴う顧客からの要請に対応するため、オムニケム社では、医薬分野での躍進が目覚しく、かつ低コスト生産が可能なインドにおいて新たな生産拠点を構築し、事業を強化することを、かねてから検討していました。
今回合弁事業契約を結ぶグラニュールズ社は、低コストで品質の高い原薬・製剤を提供する技術力が強みです。新会社設立により、オムニケム社のコスト競争力、生産能力の拡大を進めます。それにより、当社の医薬中間体事業のさらなる強化を図り、顧客に対して新たな価値を提供していきます。
《新会社の概要》
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(1) |
社 名 |
: |
グラニュールズ・オムニケム社(Granules OmniChem Private Ltd.) |
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(2) |
出資比率 |
: |
味の素オムニケム社 |
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50% |
グラニュールズ社 |
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50% |
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(3) |
所 在 地 |
: |
インド アンドラ・プラデシュ州ビシャーカパトナム地区 |
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(4) |
設 立 日 |
: |
2011年7月(予定) |
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(5) |
事業内容 |
: |
医薬中間体、原薬の製造 |
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(6) |
資 本 金 |
: |
非開示 |
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医薬中間体とは? |
… |
薬の製造工程は通常複数の工程に分かれており、出発原料から原薬までの間の物質のことを医薬中間体と呼ぶ。原薬とは薬の有効成分のことを指す。 |
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1.味の素オムニケム社の概要 |
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(1) |
社 名 |
: |
味の素オムニケム社(S.A. Ajinomoto Omnichem N.V.) |
(2) |
所 在 地 |
: |
ベルギー ルーバン・ラ・ヌーブ |
(3) |
会社設立 |
: |
1778年 (1989年より味の素グループ) |
(4) |
資 本 金 |
: |
21百万ユーロ(約24億円) |
(5) |
株 主 |
: |
味の素株式会社 100% |
(6) |
事業内容 |
: |
医薬中間体、原薬の製造・販売 |
(7) |
代 表 者 |
: |
代表取締役社長 Gwin Bompas(グィン ボンパス) |
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2.グラニュールズ社の概要 |
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(1) |
社 名 |
: |
グラニュールズ社(Granules India Limited.) |
(2) |
所 在 地 |
: |
インド アンドラ・プラデシュ州ハイデラバード |
(3) |
会社設立 |
: |
1984年 |
(4) |
資 本 金 |
: |
200百万インドルピー(約3.6億円) |
(5) |
主要株主 |
: |
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(※)上場企業(the Bombay Stock Exchange/National Stock Exchange) |
(6) |
事業内容 |
: |
原薬・製剤の製造、販売 |
(7) |
代 表 者 |
: |
代表取締役社長 Krishna Prasad(クリシュナ プラサド) |
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報道関係の方向けお問い合わせ先:pr_info@ajinomoto.com
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