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味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、オランダのライフサイエンス企業・DSM社(Royal DSM N. V.)と共同で、西アフリカ・ガーナをはじめとする開発途上国において、栄養改善を目的とした ソーシャルビジネス開発に取り組みます。このように、当社では新事業・新製品開発を加速するために、国内外の社外資源を活用するオープンイノベーションを積極的に推進していきます。 オランダ・ライフサイエンスの大手企業・DSM社は、開発途上国における栄養改善プログラムで多くの成功事例を有しています。今回の協力により、同社が保有する、ビタミンなどの微量栄養素による食品の栄養強化に関する科学技術的ノウハウと、当社の、食品の「おいしさ」追求に関する技術ならびにアミノ酸栄養に関する知見を共有化します。 ガーナでの取り組みは、コーン等をベースとした現地の伝統的食品(Koko[ココ])に添加する <栄養強化食品>を開発し普及させようというものです。今後約2年で、製品開発、市場調査、栄養改善効果確認試験などを実施し、3年後に本格的な事業化を目指す予定です。 この度のガーナでの栄養改善領域におけるソーシャルビジネスの早期事業化により確立されたビジネスモデルを、今後、世界各国に展開していきます。 当社は、開発途上国での栄養改善の実現を重要な使命の1つと考えており、これまでに、 「AIN(味の素「食と健康」国際協力ネットワーク)プログラム」や「リジン強化試験」といった取り組みを行っています(詳細別紙)。これらの実績、経験をもとに、2009年には新たに、ガーナにおいて、離乳期間の子供の栄養改善を実現するための食品の開発、普及を目指し、ガーナ大学、INF(International Nutrition Foundation)との共同プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、ガーナ政府、日本政府、JICA、国連機関(UNICEF、 WFPなど)、国際NGO、関連する企業等、多くのステークホルダーとの連携のもとに、開発途上国での栄養不足の課題を解決する持続可能なビジネスを構築しようという試みです。 ![]() 【参考資料】 1.味の素社の栄養改善の取り組み
2.DSM社について
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