2007年11月9日
平成20年3月期中間決算は増収増益
●当期営業利益は285億円(前年同期比103%)
●中間純利益は139億円(前年同期比103%)

当中間期の配当金は1株当たり8円とし、年間16円を予定
 味の素株式会社(社長:山口範雄 本社:東京都中央区)の平成20年3月期中間決算は、以下の通りです。連結業績では売上高は6,096億円(前年同期比106%)、同営業利益は285億円(同103%)、経常利益は274億円(同101%)、中間純利益は139億円(同103%)の増収増益となりました。
(単位:億円)
  連結実績 前年比
売上高 6,096(6,000) 106%
営業利益 285 (305−325) 103%
経常利益 274 (280−300) 101%
中間純利益 139 (105−115) 103%
※億円未満切捨て (  )内は公表業績予想数値

連結業績セグメント別概況                                           (単位:億円)
  売上高 前年増減 前年比 営業利益 前年増減 前年比
国内食品 3,151  35 101% 66 △50   57%
海外食品  768 169 128% 79   36  184%
アミノ酸 1,451 147 111% 80   13  120%
医薬  425   7 102% 86   10  113%
その他  297 △7  98% 14  △1   89%
 国内食品事業の売上高は前年同期をわずかに上回りましたが、営業利益は原材料価格の高騰や健康関連 事業への先行投資等により減益となりました。「ほんだし®」は37年ぶりの全面改訂に伴い、流通在庫の調整を実施し、前年同期を大幅に下回りました。またスープ類は記録的な残暑による市場の縮小の影響を受け、前年同期を下回りました。「Cook Do®」は主力製品の安定した売上獲得により前年同期をやや上回り、マヨネーズ類は好調に推移しました。コーヒー・飲料類では「カルピスウォーター®」が売上を大幅に伸ばしたほか、「Blendy® 香るブラック」や「ザ・プレミアム カルピス®」の貢献もあり、増収となりました。
 海外食品事業はアジアや南米における風味調味料の大幅伸長、為替の影響もあり大幅な増収・増益となりました。「味の素®」はアジアや西アフリカで大幅に伸長し、アジアの即席麺や缶コーヒー「Birdy®」も前年同期を大きく上回りました。
 アミノ酸事業は増収・増益となりました。飼料用リジンはいずれの地域においても大幅な増収となりました。南米における甘味料アスパルテームを使用した粉末ジュース「Refresco MID®」は前年同期を大きく上回りました。アミノ酸化粧品「Jino®」は順調に伸長し、コンピュータ用の層間絶縁フィルムは市場における在庫調整の影響もありましたが、前年同期並みの実績を確保しました。
 医薬事業は自社販売品では輸液類が減収となりましたが、医療食や「リーバクト®」、「エレンタール®」が増収となり、提携販売品では骨粗しょう症治療剤「アクトネル®」が前年同期を大きく上回り、全体で増収・増益となりました。
 平成20年3月期の連結業績は、売上高12,250億円、営業利益750〜775億円、経常利益700〜725億円、当期純利益335〜350億円を見込んでおります。通期の為替レートは1ドル=117円で設定しております。
 なお、期末配当金につきましては、前年同期から1円増配の1株当たり8円とし、中間配当金の1株当たり8円と合わせて、年間の配当金は1株当たり16円を予定しております。

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