2007年4月2日

社会貢献活動「味の素『食と健康』国際協力支援プログラム」
開発途上国の生活の質向上を目指して
4月から6件のプロジェクトへの支援スタート

 味の素グループは、「食・栄養・保健」分野における国際協力活動(AIN※1プログラム)を社会貢献活動の一環としてグローバルに展開しています。昨年9月に2007年度支援プロジェクトの公募を行い、国内外のNPO/NGO(非営利活動団体)から申請を受けました。選考委員会での審査、現地視察、味の素グループ現地法人の見解等に基づき、この度6件を決定し、4月より活動への支援を開始します。

 今回の支援プロジェクトは、「食・栄養・保健」分野を中心としながらも、特に「教育」や「医療」との関連性が深い活動を選考しました。そして、いずれのプロジェクトも、住民ひとりひとりの健康改善に留まらず、当社支援終了後も地域が自立して活動を継続できるような、人材や仕組みづくりまでをも視野に入れた内容となっています。

 今後は支援先である活動団体や受益者である住民との間でプロジェクトの進捗について共有化を図りつつ、味の素グループの社会貢献活動の実践的な取り組みの一つとして推進に努めます。
 
<支援プロジェクト一覧>


※1)   AIN:Ajinomoto International Cooperation Network for Nutrition and Health(味の素「食と健康」国際協力ネットワーク)
1999年、味の素グループ社会貢献活動の内、「食・栄養・保健分野における国際協力活動」の推進組織として、国内外で活躍する専門家やNGO関係者等を中心に設立(代表:足立己幸 女子栄養大学名誉教授、NPO法人食生態学実践フォーラム理事長)。
※2)   特活:特定非営利活動法人
 
【参考資料:各国で実施される支援プロジェクト】
AINプログラム:
世界の人々の「食と健康」への貢献を謳う味の素グループの企業理念を実践する社会貢献活動として、また国際社会において緊急性が高いと位置づけられている開発途上国の栄養改善活動を支援するものとして1999年より開始し、これまでに9カ国で合計22件のプロジェクトを支援してきました。
2007年度より開始する支援プロジェクトは以下の通りです。


村の食物を題材に文字や算数の勉強をする子どもたち(タイ)
<写真提供:地球市民ACTかながわ>


家庭訪問による栄養カウンセリング(インドネシア)
<写真提供:ピープルズ・ホープ・ジャパン>



栄養・保健指導を受ける妊産婦たち(バングラデシュ)
<写真提供:シャプラニール=市民による海外協力の会>


野菜の苗を育てる参加者たち(スリランカ)
<写真提供:ジェン>



病院から食品の配給を受ける入院患者の家族(カンボジア)
<写真提供:フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN>


村の保健所で栄養補助食を食べる子どもたち(インドネシア)
<写真提供:Community Based Rehabilitation Development and Training Center>

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