2005年5月13日
平成17年3月期 味の素連結決算の概要
  ●6期連続増収・増益を達成
  ●“売上高・営業利益・経常利益・純利益”過去最高更新
配当金は1円増配の1株当り年間13円を予定
 味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)の平成17年3月期の連結決算は、以下の通りです。
(単位:億円(億円未満切捨て))
  連結実績 前年比 単体実績 前年比
売上高 10,730(10,800) 103 % 6,562(6,650) 99.6%
営業利益 709(   750) 109 % 272(  240) 166 %
経常利益 721(   760) 106 % 329(  280) 133 %
当期純利益 448(   450) 124% 270(  250) 184 %
 *(  )内は公表業績予想数値
 連結業績では6期連続増収・増益を達成し、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益とも過去最高を更新しました。一方単体業績では、売上高は前年を若干下回りましたが、営業利益、経常利益、当期純利益において前年を大幅に上回りました。
(単位:億円(億円未満切捨て)
  売上高 前期増減 前年比 営業利益 前期増減 前年比
国内食品 5,977 △6 99.9% 322 59 123%
海外食品 1,604 180 113 % 44 △29 60 %
アミノ酸 1,731 182 112 % 266 100 %
医薬 807 17 102 % 113 10 110 %
その他 609 △40 94 % 36 △1 95 %

 国内食品事業の売上高は「Cook Do」等が好調に推移したこと等により、(株)J-オイルミルズの合併による発売元製品の減少がありましたが、前期並みの実績を確保し、営業利益はマーケティング投資の重点化およびコストダウンの進行により大幅な増益となりました。マヨネーズ類、「パルスイート カロリーゼロ」、冷凍食品、コーヒー類、飲料も順調に売上を伸ばしました。
 海外食品事業は「味の素」及び風味調味料が伸長し、売上は前年を上回りましたが、「味の素」のコスト上昇や、積極的なマーケティング投資の実施により、減益となりました。
 アミノ酸事業は化成品、甘味料、医薬中間体、飼料用アミノ酸、および医薬・食品用アミノ酸がいずれも売上を伸ばしましたが、飼料用アミノ酸でリジンの価格下落の影響が大きく、営業利益は前年をわずかに上回りました。
 医薬事業は輸液類での競争激化や薬価改定の影響を受けましたが、「リーバクト」や生活習慣病薬の貢献等により、増収・増益となりました。
 平成18年3月期の連結業績は、売上高11,200億円、営業利益750億円、経常利益750億円、当期純利益450億円を見込んでおります。単体業績では、売上高7,000億円、営業利益180億円、経常利益230億円、当期純利益190億円を見込んでおります。通期為替レートは、105円/US$で設定しております。なお、次期の配当金につきましては14円(うち中間配当金7円)を予定しております。 
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