味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は、肌に足りないアミノ酸を補うことが、肌の水分を保つ力やバリア能向上に有効であることを明らかにしました。天然保湿成分の半分以上を占めるアミノ酸を肌に塗ることで、アミノ酸が角層*1に浸透し、肌の保湿力やバリア能を保つことが可能です。 皮膚は、加齢、アトピー性皮膚炎などの体質、暖房や冷房による室内外での急激な湿度変化、屋外で太陽光(紫外線)を浴びること等により角質の水分量が減少し、同時に角質の天然保湿成分であるアミノ酸も減少してしまいます。十分な水分を保つことができなくなった肌は正常なターンオーバーをすることができません。 当社で、天然保湿成分を構成するアミノ酸を混合した液を腕に塗って肌の角層水分量を測定したところ、塗ったアミノ酸は角層に浸透して角層の5層目*2まで達しており、アミノ酸を塗っていない肌と比較して塗布後30分でも10%程度多く水分が保たれていることがわかりました(図2)。 *2:角層は15層程度の角質細胞の層からできています。
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