味の素株式会社(社長:江頭邦雄、本社:東京都中央区)は、中南米進出約50年を迎え、この度メキシコ、チリに販売支店を開設し拠点拡大と拡売を図ってまいります。 まずメキシコに、ブラジル子会社の味の素ビオラティーナ(有)の支店として、メキシコ支店(支店長: ダニエル・ベルコヴィッチ、所在地:メキシコ市)を開設いたしました。これにより、飼料用アミノ酸の世界有数の規模を持つメキシコ市場へ本格参入し、シェア拡大を図ってまいります。 一方、チリにペルー味の素(株)の支店としてイキーケ支店(支店長:セサール・ウルバーノ、所在地:チリ国北部イキーケ市)を設立し、アンデス諸国で馴染まれている「味の素」や醤油などの調味料の販売を開始し、拡売を狙います。いずれも外国人幹部を各法人より派遣し、現地に根ざした経営を行ってまいります。 現在、主原料が豊富なブラジルにおいて、既存の3工場に加えて、飼料用アミノ酸、医薬用・食品用アミノ酸の工場を約200億円弱を投じて建設しております。これにより、中南米のみならずアミノ酸原料を世界に供給する最大の輸出拠点となります。近年、南米から日本企業の撤退が目立つ中、当社ではこの地域に積極的な投資を行っており、既にエクアドル、パナマ、ボリビアの3カ国では加工食品・調味料の販売会社・支店を設立し販売しております。 当社は、中南米での戦略として、メルコスールとペルーを含むアンデス共同体統合の具体化の動きを睨み、販売拠点の更なる拡大ときめ細かいローカルマーケティングの強化を行っていきます。 ![]() 【参考資料】 1.メキシコ支店について 味の素(株)は、飼料用アミノ酸のメキシコにおける販売強化を目的に、ブラジルの味の素ビオラティーナ有限会社のメキシコ支店をメキシコ市内オフィス街のパセオ・デ・ラ・レフォルマ通りに開設し、2005年初頭から本格営業の開始を予定しております。 メキシコの飼料用アミノ酸市場規模は世界有数であり、味の素ビオラティーナ(有)の管轄する中南米ではブラジルに次いで第2位の市場となり、今後も高成長が見込まれています。味の素ビオラティーナ(有)では現在もブラジル・サンパウロからメキシコへの販売を行っておりますが、今回新たに現地に販売拠点を設けることにより、よりお客様の近くで地域に根ざした販売・マーケティング活動を展開してまいります。また、飼料用アミノ酸を皮切りに将来的には他の味の素商品への展開も視野に入れております。 味の素(株)の飼料用アミノ酸ビジネスは、世界6カ国(フランス、イタリア、米国、タイ、中国、ブラジル)に生産拠点を持ち、"AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION"グループとして、グローバルに展開しています。味の素ビオラティーナ(有)では、伸張を続ける中南米市場、他全世界への供給拠点とすべく、サンパウロ州ペデルネイラス市に95億円(260百万レアル)を投じ、ブラジルにて飼料用リジン第2工場を建設中です。 AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION グループは、飼料用アミノ酸の利用拡大を通じて、限りある食料資源の有効活用、かけがえのない地球環境との調和、安全かつ高品質な食糧供給に貢献することをミッションと考えています。世界6ヶ国の生販拠点を通じて、高品質、安定供給、地域に密着したカスタマー・サービスを目標に、お客様に貢献してまいります。 ・AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION グループ 味の素ユ-ロリジン(株) / AJINOMOTO EUROLYSINE S.A.S. (フランス) 味の素ビオイタリア(株) / AJINOMOTO BIOITALIA S.p.A. (イタリア) 味の素ハ-トランドLLC / Ajinomoto Heartland LLC (米国) タイ味の素(株) / Ajinomoto Co., (Thailand) Ltd. (タイ) 川化味の素(有) / Chuanhua Ajinomoto Co., Ltd. (中国) 味の素ビオラティ-ナ(有)/ Ajinomoto Biolatina Industria e Comercio Ltda. (ブラジル) ・味の素ビオラティーナ(有)の概要
2.ペルー味の素(株)の概要
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